2010/01/29(金)03:20
スペイン プリンス・デ・バオNV チェルビノ・ヴァルサンジャコモ
スペイン バレンシア州(?)
プリンス・デ・バオNV Prince de Bao
チェルビノ・ヴァルサンジャコモ Cherubino Valsangiacomo
ボバル、テンプラニーリョ 割合不明
アルコール度11.5%
輸入:株式会社シジシージャパン 購入価格:368円
色は透き通った赤紫。
香りはカシスリキュール、砂糖、プラム、ゴム?
味は酸味と甘味。余韻に軽い苦味と酸味。
うわぁ、すごい人工甘味料的な香り。
味は渋味をほとんど感じさせず、駄菓子みたいな甘酸っぱさ。
過度に期待したつもりは無かったけど、不味いとは言わないが全てが安っぽい。
ジュースっぽい感じの味で、飲み易さはある。
安いピノノワールにも近い色合いと味の軽やかさで万人向けのつくり。
まぁ「王様の涙」みたいなのと同類と思えば腹も立たないけど、香りのショボい部分が味のわずかな長所を押し殺し、飲む気を削いでいく。
ガブ飲みワインとするにも荷が重い。
40分程度の時間経過で多少香りが抜けたのか、悪い安っぽさはある程度解消の方向に進む。
そして時間経過による温度上昇で味に苦味が伴い始め、軽やかな味にいくらか重みが出てくる。
この位の重みだと中途半端過ぎて無い方がマシだが、動きを作ろうとした努力は認めるw。
香りの部分に目をつぶれば、味は値段の割りにそこそこで飲めなくはない。
もう少し香りの質に気を使ってくれれば安いなりにでも見所が生まれただろうが、香りが不自然な甘ったるさで味を振り回し、最初から最後まで酒入り葡萄ジュースの領域。
で、この“ジュース”の部分が駄菓子系粉ジュース並み。
あとは時間経過の変化を期待するのみ。
ガーリックやチーズ等の効いた料理で香りをごまかせれば、水代わりのワインとして味だけ楽しめるのかな?
美味しく飲むには何か料理やツマミが必要。
値段相応。
悪い意味でワインらしくないところがある。
流石に単独で飲むには難儀なワインだった。
楽天では扱い無し。
まぁ「王様の涙」をもう少し人工的に甘くした、みたいなのを想像して下さい。
何となく以上の理由で買う程のものではないです。