2012/08/31(金)21:57
イタリア デジール・ブラン・ビアンコ2007 ヴィニェティ・ラパイス
もらいもの
イタリア IGTヴェネツィア・ジュリア IGT Venezia Giulia
デジール・ブラン・ビアンコ2007 Desir Blanc Bianco
ヴィニェティ・ラパイス Vigneti Rapais
ヴィオニエ50% トラミネールアロマティコ(ゲヴェルツトラミネール)50% (PDF)
フレンチオーク樽熟成18ヶ月
アルコール分13%
輸入:株式会社オーレ ジャパン 参考価格:1700円前後
色はやや黄色がかった金色。
香りはカリン、ライム、クリーム、アンズ、バニラ、レモン、沈丁花、蜂蜜?キンモクセイ?
味は苦味と薄い酸味。余韻に甘味と苦味。
香りが良い。
味は少々苦味が強いが、甘い香りが全力で支援。
余韻の甘味もグイグイ伸びてきて、強く感じた苦味が気にならなくなる。
これは香りの存在感が素晴らしい。
柑橘にバニラに花と蜜、と苦味基調の味を支える力に溢れている。
これでさらにナッツ要素まであったら、ブルゴーニュと対等以上に闘える。
余韻の甘味の伸びもバッチリで、苦味が苦味で無くなる感じ。
もし香りが出なければ、ちょっと苦い薄い白ワイン。
このワインの主役は味ではない。文字通り味は二の次。
香りの次に余韻、最後に味。
香りを楽しめる人でないと、このワインの価値は半減。
抜栓20分程(ほぼ温度上昇)で、余韻の苦味がジワジワと強くなってくる。
全体の味わいを壊すほどの変化ではないし、香りは変わらないので、
素早く飲むか、冷温キープ出来れば何ら大した問題ではない。
べっこう飴 や お香の香りがしたらヒネ香と思うところだが、それが無い熟成白ワインに近い。
実際経年でそれなりに熟成してるのだろうが、50%のトラミネールアロマティコがかなり良い仕事をしてると思う。
味以外の点で万人向けとは言えないが、白ワインに心得の有る人なら一定以上の評価を下せるはず。
料理は、素朴で淡泊なものが良い。
カプレーゼとか、サラダとか、あとはシンンプルな鶏肉のソテーだったり。
強い香りも弱い味も殺さず、それでいて余韻の甘味と苦味を活かせる、そんな料理。
白出汁にヅケにした白身魚の刺身なんてのもいいかもしれない。
値段相応。
相応だが、2000円弱位でも納得したかもしれない。
この香りだけで1400円位の価値を感じられた。
【ヴィニェッティ・ラパイス】デジール・ブラン[2007](白)
価格:1,869円(税込、送料別)
楽天ではかわばた酒店のみ
まあ納得の価格。