2012/11/10(土)02:40
ルーマニア クロ・ビュザオ・ピノノワール2009 ピエール・デグルート
先日のレヌ・ディドンと同じプロデューサー。
2008年に2006年ヴィンテージを飲んだ事があるが、今ならどんなものだろうか!?
ルーマニア AOCデアル・マーレ
クロ・ビュザオ・ピノノワール2009 Clos Buzao PinotNoir
ピエール・デグルート Pierre Degroote
ピノノワール100%
アルコール分12.5%
輸入:重松貿易株式会社 購入価格:970円
色は透き通った濃い紫。
香りはブラックベリー、プラム、アンズ、胡椒、インク、革、粉砂糖、灰?
味は薄い渋味と甘味を伴う酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。
ピノノワールというより、カリニャンとグルナッシュを混ぜた安めのラングドックの雰囲気に近い。
味は結構飲み易く、薄い渋味に滑らかな果実味が追いかける。
余韻の苦味は薄いなりにも、ちょっとしつこく残りがち。
良くも悪くもラングドックのガブ飲みワインのテイスト。
ベリー香はともかく、胡椒やインクや灰のニュアンスはピノノワールに求める要素とはちょいとズレてるかも。
でも味には余計な渋味が無く 意外と万人向けで、滑らかな口通りは悪くない。
先日のレヌ・ディドンもスパイス香が乗り易い雰囲気が有ったが、あちらはもう少し高級感が有り、味とのバランスが綺麗だった。
今回のクロ・ビュザオは、インクや灰っぽい香りが余韻の苦味を強調するかの様で、悪い方向に崩れ易い。
味自体はそんなに悪くないので、香りを気にしない人になら、飲む分には特に文句も無いはず。
やっぱりこれは、普通の「赤ワイン」だな。
でも渋いワインが苦手な人でも美味しく飲める点は素直に高評価。
このソフトな味傾向は作り手の特徴だろうか!?
90分以上の時間経過にも変化は軽微で、普通なりに安定してる。
料理には大して合わないだろうなぁ。
トマト系パスタや、鶏の唐揚げみたいなシンプルなものになら、香りを気にせずワインの酸味を活かせると思うが。
ガブ飲み向けの赤ワインとしては、それで何も間違ってない。
値段相応。
約1000円のガブ飲みワインとしてはそこそこの出来。
以前飲んだ2006年ボトルと大差無し。
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1051円以上したら、買わなくてもいいんじゃないかろうか!?
「ルーマニアワイン」というレア感を乗せても、900円台が適切なところでしょう。
同じ作り手で、ほぼ同価格のワインならレヌ・ディドンの方がオススメ。