2013/05/04(土)02:58
オーストラリア アタック・オブ・ザ・キラー・ヴィンテージ2010 ファースト・ドロップ・ワインズ
自前の畑も醸造設備も持たない、契約農家から集めた品種を7種ブレンド、新進気鋭の若手醸造家の意欲作らしい
オーストラリア サウスオーストラリア州
アタック・オブ・ザ・キラー・ヴィンテージ2010 Attack of The Killer Vintage
ファースト・ドロップ・ワインズ First Drop Wines
バロッサ・ヴァレー、アデレード・ヒルズ、マクラレン・ヴェール
の3地区より収穫された
バルベーラ25% ネッビオーロ24% トリンカデイラ23% シラーズ12%
シャルドネ11% トゥーリガナショナル3% テンプラニーリョ2%
ステンレスタンクで発酵開始後、
3~4年使用のフレンチオークとアメリカンオーク樽に移し、
発酵終了後にそのままシュールリー状態で熟成15ヶ月
アルコール分13.5%
輸入:アプレヴ・トレーディング株式会社 購入価格:1260円
見れば見るほど味が想像出来ない品種構成と醸造方法。
色は透き通った紫。
香りはブラックベリー、アーモンド、インク、パプリカ、ナツメグ、カカオ、バニラ?胡椒?
開栓30分弱でブラックベリー、アーモンド、カカオ、カラメル、クリーム、インク?
味は渋味と酸味。余韻に渋味と苦味を伴う酸味。
・・・・う~ん、飲んでみると普通だな。
ベリーにナッツと ほんのりスパイス、青臭さも残る香り。
渋味基調で粘りを感じる酸味に、苦味の絡む余韻。
フランスワインで言えば、ボルドーとローヌの中間みたいな香りと味。
どちらも1200円前後位のやや軽め位の味わいと厚みレベルの。
これはこれで、自分には分かり易さや飲み易さは有ったが、何ら特別なものは感じないね。
もっとダイレクトに悪く言うと、味が渋いのか甘いのか酸っぱいのか、ハッキリしない時が多い。
それがワインの安っぽさを強く打ち出してしまう。
もう少し甘味が出てくれば味に複雑さが伴い、香りのごちゃ混ぜ感を味方にできたと思う。
開栓30分で香りの青臭さが抜けてきて、
相対的にカラメルっぽい甘い香りが伸び易くなった。
これによって気休め程度だが、
味に足りなかった甘味のニュアンスがわずかに補強される。
でも、この香りの出方もタイミング次第だな。そんなに明確なものでもない。
あえて言えば、ラベルのインパクトとセパージュの多種類だけがウリ。
赤ワインとしては結構普通。
普通なりに不味い事はなかったけど、言う程大したワインでもなかった。
料理は多少味の濃いものになら何でも合いそう。
肉よりもチーズたっぷりのピザとかに向いてる。
タコ焼き や お好み焼きなんかにも良い感じ。
アブラの甘味と相性が強い。
値段相応。
良くも悪くも値段なりで、(悪い意味寄りで)個性が無いな。
シンプルな赤ワインとしてはともかく、いわゆるオーストラリアワインを飲みたい人のためのワインじゃない。
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この価格じゃ全然惹かれない。
ラベルに釣られての一発ネタ以上には ならないだろう。