2013/12/16(月)03:28
南アフリカ ステレンボッシュ・シャルドネ2012 ニール・エリス社
コストコで買ったニール・エリスの2012年
南アフリカ ウェスタン・ケープ州 ステレンボッシュ地区
ステレンボッシュ・シャルドネ2012 Stellenbosch Chardonnay
ニール・エリス社 Neil Ellis
シャルドネ100%
自然酵母でトノー樽発酵(新樽率33.3%、古樽率33.3%)、
残りをシュール・リーでステンレスタンク発酵6か月(?)
樽熟成6か月
アルコール度13.5%
輸入:コストコホールセールジャパン株式会社 購入価格:1178円
色は薄い黄色。
香りはレモン、バニラ、梨、バター、クリーム?火打石?
味は苦味と酸味。余韻に苦味と酸味を伴う薄い甘味。
以前飲んだ2010ヴィンテージと比べると、随分とユルい香りだな。
一つ一つの要素はイイが、全体だとダラけていて安っぽい。
瓶差なのか、ヴィンテージの特徴なのか、拍子抜けの印象。
味は果実感よりも、チョイ苦のシンプルな流れ。
苦味と酸味のバランスはそこそこで、流石にここは踏ん張った。
余韻の甘味がソフトに着地を決め、悪くない味構成。
ただ、熟成不足なのかどうかは分からないが、飲んでて どうも細いな。
水っぽさがチラつき、ニール・エリス特有の厚みや重さが乏しい。
飲み応えが決定的に足りない。
総合的には、まあまあ樽っぽい雰囲気が有るだけの安シャルドネ。
これだったら まだ以前飲んだオーストラリアのイーグルホーク・シャルドネの方が、味の芯と香りの樽感がしっかりしてた。
味も香りも細い、小さい。ニール・エリスに期待した要素がほとんど果たされてないのが残念。
赤身魚のカルパッチョみたいな、あっさりした感じのツマミが向いてる。
ワイン自体の力が頼りないので、濃い味わいの料理には合わないと思う。
一応これはこれで、値段なりの水代わりワインだと思えば、意外と高級感を感じるかもしれない。
値段相応。
バランスは悪くなかったので、香りの出力だったり 味の張りだったり、何か一つでも特長が見られれば1400円弱を狙えた気もするのだが、今回飲んだこのボトルは随分と締まらないクオリティだった。
気軽に飲める雰囲気と味わいを考慮し、1200円弱は良くも悪くも妥当。