2017/09/22(金)04:06
南アフリカ ゴールデン・カーン・ピノタージュ2016
南アフリカ ウェスタン・ケープ州
ゴールデン・カーン・ピノタージュ2016 Golden Kaan Pinotage
ゴールデン・カーン Golden Kaan
ピノタージュ100%(ピノノワールとサンソーの交配品種)
オーク樽熟成4ヶ月
アルコール分14%
輸入:国分グループ本社株式会社 購入価格:1598円
色はやや澄んだ鮮やかな紫。
香りはブラックベリー、胡椒、餡、グレープフルーツの皮、プルーン、インク?めんつゆ?
味は薄い渋味と苦味を伴う酸味。余韻に薄い甘味と薄い苦味。
渋味は控えめで飲み易く、重い雰囲気の割には、飲んでみると実際はそうでもない。
香りの感覚で南フランス的印象が引っ張られただけで、結構軽やかな部類。
控えめに言って、普通。
酸味より苦味が目立つガメイみたいな感じ。
味はガメイかチリピノで、香りがラングドックのカリニャンやサンソーの混じった赤のイメージ。
余韻の苦味の伸びは、香りもそうだがアルコール感の圧も有ると思う。
良く言えば、濃い味わいながらも渋味控えめでサラっと飲み易い。
悪く言えば、口当たりのボリュームの割にあっさり通り抜けて、物足りない。
個人的には、悪い意味で普通。(特に南フランスの安ワインを飲み慣れた人程そう感じると思う)
正直、味構成がシンプル過ぎて、飲んでて何も残らない。
良くも悪くも、ピノタージュという品種の特徴は出てるのかもしれない。
南フランスの赤に近いが、渋味は控えめで飲み易く、飲み手の幅は広くつくられてる。
かと言ってガブ飲み系ワイン程軽快な味わいでもなく、じっくり飲める程の深みも無い。
それはそれで万人向けの手堅い出来とも言えるが、よくあるラングドックの安ワインに似てるとしか思えない。
以前飲んだクマラ・ピノタージュ・シラーズに近いが、あれのクオリティーを倍引き上げた佇まい。
渋味は有るが軽くて飲み易く、香りはベリー香が有ってフルーティーだが、アルコール感の厚みが軽さ故の大人しさをカバーする。
酸味と苦味に対応できる料理が望ましい。
渋味控えめなのでアブラは要らない。豚しゃぶとかが適任。
茹でた豚肉にポン酢に胡椒をかけたものが丁度良い。
四川料理やタイ料理とかの辛い料理にも合いそう。
値段以下。
これと似た様なワインなら、1200円位でラングドックにいくらでも有ると思う。
↑で書いたクマラ(680円)の倍額が上限。1600円弱はいくらなんでもキツい。
1100台以下が目安。
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楽天扱い約3件 1420円~1620円 平均1500円前後
この価格ではアカンと思う。
ここからせめて2割引いて(1200円台に差し掛かって)、ようやく飲む気のスタートラインに立てる価格。