ken2137のワイン記録(たまにワインじゃないのもあるけど)

2017/11/28(火)05:09

スペイン カーサ・モレナ・ティント2015 フェリックス・ソリス社

スペイン(110)

 スペイン ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ  カーサ・モレナ・ティント2015 Casa Morena Tinto  フェリックス・ソリス社 Felix solis  テンプラニーリョ75% カベルネソーヴィニヨン25%  アメリカンオーク新樽で熟成2~4ヶ月  アルコール分13%  輸入:株式会社スマイル 購入価格:698円 色はやや紫がかった赤紫。 香りはブラックベリー、アンズ、カラメル、イチジク、檜、黒糖?イチゴジャム? 味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻に苦味と薄い渋味。 軽めの口当たり。 軽いけど、香りと樽の雰囲気で、思ったよりも複雑さを感じさせる。 渋味は程々で飲み易く、苦味も全体にうっすら絡むだけでアクセント要因の役割。 渋味を軸に酸を出し、香りのコンビでボリュームを主張。 樽の苦味感で起伏を補佐し、バランスを取りつつ余韻まで出力は維持。 何か単純に、・・・よく出来てるw。 10年近く前にも飲んでたけど、美味さは変わらず。 ベリー香メインの中に有って、檜の様な木の香りがちょっと余計かな? 渋味と苦味の出方次第では、生臭い(?)雰囲気になってフルーティーさが損なわれる感じ。 まぁこれはほぼタイミングの問題で、言う程目立つものではない。 そもそもスペインの赤で樽感に文句言うのも筋違いの話。  抜栓30分程で余韻に甘味が出てきた!?  当初のバランス感が変わってきたが、不味くはなっていない。  渋味の出力が落ちて、相対的に果実感が強まったのかな。 例えば1000円ボルドーの、渋味より果実味を重視した味の赤ワイン。 およそ万人向けで、ガブ飲みも可能な、良い意味で値段なりのスペイン赤。 「渋味は有って良い」が、出来ればメインにはしたくない。なるべく 「果実味がメイン」で。 「香りはシンプル」に、フルーティーな雰囲気をアピール。 「料理は火を使った肉を用意出来ればほぼ問題無し」。 「価格は極力控えめ」で気軽に飲めて、それでも気に入らなければ 「料理用にも使える」。そんなワインが欲しい人にはバッチリ合致。 シンプルな肉料理が適任。 アブラは有っていいが、ワイン側は渋味より果実感が強いから、渋味への対応は特に要らない。 豚か鶏のローストかグリルにちょっと甘辛い味のソースが有ればOK。(実際には塩胡椒だけでよし) なんなら、シンプルなりに凝った料理でなくても、レトルトのミートボールに 粗挽き黒胡椒振ったものでも十分。 値段以上。 やはり800円台は十分狙える勢い。これで600円台なら立派。 流石に1000円前後になると一瞬で埋もれる。 ってか1000円出す気が有るなら、同じフェリックス・ソリス社のディエゴ・デ・アルマグロ・クリアンサが有るから選ぶならそっちだな。(アルマグロが標準で800円台だし) 今回のカーサ・モレナは安さがウリだが、安い割には上出来というポジション。 ★楽天検索 カーサ モレナ★ 楽天扱い約5件 608円~810円 平均700円前後 ディエゴ・デ・アルマグロに使用するための樽の慣らし運転(?)のために短期間で作られるのが、このカーサ・モレナらしいので単純にアルマグロの下位互換扱いか。 ショボい葡萄でもそこそこ気を使った(?)つくりをすればそれなりに良い出来になるんだろう。

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