2017/12/07(木)04:24
ラングドック ボーヴィニャック・メルロー2015 レ・コスティエール・ド・ポメロル
ラングドック IGPペイドック
ボーヴィニャック・メルロー2015 BeauVignac Merlot
レ・コスティエール・ド・ポメロル(カーヴ・ド・ポメロル)
Les Costieres de Pomerols(Cave de Pomerols)
メルロー100%(PDF)
ヴァット熟成12ヶ月(木桶かステンレスヴァットかは不明)
アルコール分13%
輸入:ローヤル オブ ジャパン 購入価格:933円
色はやや濃い赤紫。
香りはブラックベリー、革、インク、ビスケット、カカオ、強めにローストしたアーモンド?
開栓15分でインク、黒蜜、ブラックベリー、革、カカオ、アーモンド、八角?黒土?
味は渋味と甘味を伴う苦味。余韻に薄い甘味と苦味。
これは明らかに先日のカベルネよりも美味い。
ブラックベリーを軸に革やインク、その他香ばしい雰囲気の物が追いかける、直球メルロー香。
程々ながらも渋味を展開させた上で、甘苦い味が拡がっていく。
単純に綺麗。各要素が整ってる。
フルーティーで、さらに甘さ控えめのチョコレートっぽい味が飲み易さをアピール。
開栓15分程度で渋味が一気に後退。
相対的に苦味が伸び易くなってきた。
でも味の出力は控えめなので、多少苦味が伸びるが、甘味感は健在。
逆にチョコレートっぽさが増した様な感じ。
正直、厚みや重みはあまり無く、そのせいで少々青臭い味わいになる事もある。
だが未熟なカベルネワインに有る様な杉やピーマンの様な青さではなく、粗いながらも革やカカオの香りから来る様な品種の特徴を出す役割も担ってる香り。
味の勢いの乏しさは、まぁ飲み易さの内。この香りに因る味の揺らぎは好みの問題の範囲。
カベルネの方はノマコルクだったが、今回のメルローはスクリューキャップ。
この違いは何なんだろ?カベルネはもっと熟成の必要が有ったとか?(そうは思えないけど)
重厚感は無いものの、取っつき易さとバランス感は なかなかのメルロー。
じっくり飲める程ではないが、メルローワインに求めるモノは一通り揃ってて謎の信頼感wを感じられる。
渋味は有るが層が薄いので、アブラはあまり必要無い。
豚の小間切れを適当に炒めて醤油かけただけで充分。
今回豚モモのスライスをソテーしてガーリックパウダーと塩胡椒をかけたものをツマミにしたが、苦味は肉の食感でクリアーに、塩の味で甘味は強調出来たが、ガーリックは要らなかったかも。(味はいいけど香りが乱れる)
これは値段以上。
1000円の壁は超えてる。1180円はイケるか!?
カベルネと違い、これなら900円台以下ならリピート対象になれる。
同価格のチリのメルローと比べて、明確にフランスの格の違いを知れるw。