2017/12/22(金)05:21
フランス ヴァン・ド・フルール・ブリュット・ロゼNV ヴーヴ・アンバル
フランス
ヴァン・ド・フルール・ブリュット・ロゼNV Vent de Fleur Brut
ヴーヴ・アンバル Veuve Ambal
テンプラニーリョ100%(?)
アルコール分11.5%
輸入:株式会社ローヤル オブ ジャパン 購入価格:846円
色は綺麗な朱色。
香りはニンジン、枯葉、カシス、キャンディー、チェリー、薔薇?黒糖?
味は酸味と甘みを伴う苦味。余韻に薄い苦味と酸味を伴う薄い甘味。
お、結構綺麗。
最初はニンジンの様な野菜系の甘い香りが出てきて、果実香は二番手。
酸を軸にソフトな苦味感と後を追う薄い甘味が香りとの連携で存在感をほのかに出す。
炭酸の勢いは意外と(?)控えめで、飲み口は穏やかな部類。
一方で、この穏やかなはずの泡の感覚が酸と(特に)苦味の走り過ぎを抑えてる様で、バランスが取られてる。
このヴーヴ・アンバルという作り手は普段はクレマン・ド・ブルゴーニュをメインにしてるらしく、泡物の美味さと綺麗さには技を感じる。
抜栓15分弱の時間経過でも泡の勢いはあまり衰えない。
グラス内では流石に弱ってくるが、ボトル内では充分生き残る。
泡の勢いがバランスを取るのだから、この安定感は素晴らしい。
最近湿度低いから、冷えたワインのグラスが結露しにくいw(室温19℃、湿度41%)
う~ん・・・単純に、良い出来。
ガブ飲みも出来るし、じっくり飲むのもイケる。
全体的に、良い意味で「穏やか」。
内容と流れこそ値段なりではあるんだが、何か・・育ちの良さwを感じる。
乱暴に言うと「炭酸入りのロゼワイン」なんだが、「炭酸入り」である事に意味(美味いと感じる理由)が有る事が理解出来る。
塩の味と相性が良い。
塩味に甘味が組み合わさり、アブラのコクが支える感じの料理に向いてる。
シーフードサラダとかポトフとか、或いは和食との相性も悪くないと思える。
今回、養殖ブリの切り身の塩焼きをツマミにしたが、身の脂の甘味と塩味が上手く噛み合い
ワインの苦味が魚の身の甘味を引き立てる動きを見せた。
肉類を挟んだサンドイッチ等の軽食類にも合いそう。
値段以上。
これは1280円クラスの格を感じた。
通常のロゼ・スパークリングよりも、ロゼ特有の「酸のコク」が感じられる。