2018/04/03(火)08:14
カリフォルニア フェッツァー・ヴァレー・オーク・ジンファンデル2016 フェッツァー・ヴィンヤーズ
アメリカ カリフォルニア州
フェッツァー・ヴァレー・オーク・ジンファンデル2016
Fetzer Valley Oaks Zinfandel
フェッツァー・ヴィンヤーズ Fetzer Vinyards
ジンファンデル100%
アルコール分13.5%
輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1058円
色はやや澄んだ紫。
香りはカシス、チェリー、キャンディー、ブラックベリー、生姜、黒胡椒、カラメル、インク?
30分弱経過でカシス、キャンディー、灰、インク、餡?
味は渋味と薄い甘味。余韻に薄い苦味と薄く酸味を伴う甘味。
割と軽めの飲み口。
渋味は有るが強くなく、後からキャンディーっぽい甘味が追ってくる。
余韻でほんのり酸味を感じるが、これは香りにちょっぴり引っ張られただけで、
言う程ハッキリしたものではない。
とりあえず、軽やかで飲み易さはそこそこ。
ローヌかスペインの安ワインっぽいイメージ。又は酸味の無いボジョレー・ヴィラージュ?
酸が弱い事を除けば、香りが甘やかで渋味も苦味も穏やかな、「甘くない酒入りジュース」みたいな雰囲気
酸味が弱いからか、全体の厚みに欠ける。
13.5%のアルコール度も、元の味が軽いから厚み演出にしても頼りない。
甘味の絡んだ飲み易さがウリで、飲み応え云々を期待するものではないな。
開栓30分弱で香りの果実感が減退。
ほんのりレベルでも有った酸味を思わせるイメージがさらに衰え、
(ほぼ無糖の)果実酒みたいな味になっていく。
総合的には、よくある安ワイン。
渋味や酸味は大分軽く、甘味は出るがメインにはならず、苦味でいくらか補強を図るが上手くいってない。
ワインと言うより、ベルモットみたいなもの、と思えば結構すんなり納得いくw。
酸味が弱いのではなく、そもそもの軸になるべき渋味が弱い とも言える。
なればこそ軽やかな飲み易さを生んでる部分でもあるので、ここは好みの問題か・・・!?
渋味が弱いので、肉が無難ではあるが、アブラは要らない。
ローストビーフ や スモークチーズは良い相性。
適当にピザや肉料理(赤ワインだからって味の濃そうなもの)に合わせようとすると、ワインが着いて行けず、ワインも料理も味がバラバラになりそう。
値段相応。
相応だが、もう少し安くてもいいな。大体800円台。
コップに氷入れて注いで「葡萄の皮の風味の抽出を強めた無糖のベルモットです」と言われたら信じる。
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「ワインの渋味と酸味が苦手だが、ちょっとなら有ってもいい」
「甘味が有るに越した事はないが、それをメインにされても困る」
「チンザノやノイリープラット等のベルモットは嫌いじゃないが、極力甘味を控えた果実酒が欲しい」
この3つの内、最低1つ、出来れば2つ以上の条件を満たしたワインが好きなら それなりに満足いくと思う。
「ジンファンデルワイン」という点はオマケ とは言わないが、それを目的とするには個性が弱いかも。