ken2137のワイン記録(たまにワインじゃないのもあるけど)

2018/07/10(火)07:57

EC パレ・ロワイヤル・ブラン・セック2016 ジョセフ・ヴェルディエ

vin de la communaute europeenne というのはあまり馴染みの無い規格だが、 字面からして、EC(EU)加盟国内の葡萄から作られたワインを自由にブレンドできる、 みたいな意味の表記だろう。 CVLというのはどうやらワインコンクールで受賞歴の有るワインの作り手の組合らしい。 で、このロワールのジョセフ・ヴェルディエさんのところから買い付けたワインを CVLが独自のブレンドで商品にして販売、という事か・・。  ヴァン・ド・ラ・コミュノート・ヨーロピアンヌ  パレ・ロワイヤル・ブラン・セック2016 Palais Royal Blanc Sec  ジョセフ(ジョゼフ)・ヴェルディエ Joseph Verdier  CVL社(瓶詰め?) C.V.L.(Club des Vignerons Laureats ?)  使用品種不明(communaute europeenneの表記だが、基本的にロワール産葡萄のみ?)  アルコール分11%  輸入:株式会社ワインプレスインターナショナル 購入価格:740円 色は薄い黄色。 香りはレモン、塩水、水飴、水菜、アンズ?安い緑茶? 味は苦味と酸味。余韻に薄い苦味と酸味を伴う薄い甘味。 まぁまぁ、こんなもんか。 柑橘に薄い甘味、ほんのりハーブの正統派な香り。出力はかなり弱い。 味は薄いが、薄いなりに 思ったよりも(?)酸味が伸びてくる。 酸味を引き立てる様に苦味が動き、余韻までボリュームを演出。 このおかげで、ただ薄いだけで終わりそうな味わいに上手い事起伏が付く。 ワインの出処は主にロワールらしいので、ミュスカデの使用率が高いのかな? ミュスカデの雰囲気が強い気がする。 良く言えば、軽やかながらも酸のボディが明快で、香りと苦味の連携が取れた好バランスのワイン。 悪く言えば、皮の苦味が過度に出てる酒入りレモン水。ちょっと酸っぱ苦いだけの味わい。 この酸と苦味感に、しつこさまでは感じないのは流石。 それが狙って作られたのか、薄い安っぽさが偶然良い方向に働いた結果なのかは定かではない。  時間経過(温度上昇?)による変化は軽微。(室温25℃、湿度55%)  香り出力は順当に落ちてるが、それが味に影響を及ぼしてるとは感じないな。  冷えてる方が無難だが、多少温度が上がっても味はそんなに変わらない。 値段の割には、それなりに上出来。 ガブ飲み向け安ワインの一種だが、安いなりに個性は有り、飲んでて悪い気はしなかった。 もしフランス産以外の葡萄を使っていないとしたら、ACロワール、またはヴァン・ド・フランス規格で販売しなかったのは何故なんだろう? ロワールの安白に合わせる感じで、魚介や野菜のマリネが適任。 甘酢の味には相性良さそうなので、南蛮漬けなんかも合うと思う。 酸味を仲立ちに、足りない甘味を補填出来れば理想。 イタリアの安白と思って、塩と油の組み合わせのツマミにしても、それはそれで正解。 値段相応。 相応だが、約500円と言われても納得。 だが、もし500円なら「相応だが出来は良い」と評価したと思う。 【よりどり6本で送料無料】[2016] パレ ロワイヤル ブラン セック 750ml(ジョセフ ヴェルディエ)白ワイン【辛口】【ワイン】^D0JIPR16^価格:740円(税込、送料別) (2018/7/10時点)楽天ではヴェリタスのみ 温度変化に過敏なニューワールドの安白と比べると、なかなか芯を感じるしっかりした味だった。 この点は流石のフランスの貫録と言ったところか・・。 とはいえ、気が向いたらどうぞ、位のオススメ度だな。

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