2018/08/07(火)08:38
コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ・ラストー2000 ドメーヌ・ド・ラ・コンブ・デュー
コルクは簡単に抜けたけど、コルクとネックに付いた泥の様な澱が一部ボトル内に沈んでしまった。
以前1990年ヴィンテージを飲んだけど、あっちは澱が全く無かったんだが。
10年でつくりが変わったのかな!?
コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ ラストー村
コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ・ラストー2000 Cotes du Rhone Rasteau
ドメーヌ・ド・ラ・コンブ・デュー Domaine de la Combe Dieu
ヴィニョーブル・ソーレル Vignobles Saurel
シラー、グルナッシュ、ムールヴェドル、サンソー、カリニャン 割合不明
アルコール分14%
輸入:株式会社コートーコーポレーション 購入価格:1599円
色は澄んだエンジ色。
香りは革、カカオ、餡、アンズ、カラメル、松の木?薄いプルーン?
味は苦味を伴う甘味と薄い酸味。余韻に薄い甘味と薄い酸味。
お、美味い。
やや粉っぽいニュアンスながらも、順調にこなれていったと思われる香りの内容と出方。
渋味が綺麗に抜けて、薄い果実感を余韻までジンワリと楽しむのみ。
これはなかなか綺麗に熟成してる。
少々苦味の伸びがしつこい気もするが、これは14%のアルコール感の勢いに因る部分も有ると思う。
ボルドーと違って土や杉っぽい印象が出にくいので、熟成ボルドー(主にカベルネ)が苦手な人に向いてるかも。
90分~120分程度の時間経過でも変化は軽微。(室温26℃、湿度56%)
落ちた渋味を埋める様に苦味混じりの甘味と薄い酸味が顔を出し、リキュールの2~3歩手前位の味わいに。
香りと味の出力は値段なりかな。飲み応えを主張する様な厚みは出そうで出ない。
でもまあ、これは難癖。起伏に乏しい飽き易い味わいになってるが、これはこれで飲み易さを出してる要因の内。
高級ワインなら両立する部分だが、この価格なら十分なクオリティー。
上出来の熟成ローヌ。渋味が苦手な人でもそこそこ飲み易いと思う。
ラストーってローヌの中でも比較的軽い味わいになり易い特徴の気がするが、それが逆に熟成でボリュームが後退してもイメージや魅力を変えずに済んでる(?)感じ。
ゆっくりじっくり飲みたくなる赤。(と言うか、渋味の軽さにかまけてガブ飲みしようとすると苦味が強く立ってきて、あまり美味しくなくなるw)
飲む時はゆっくりと、澱が有るのでグラスに注ぐ時もゆっくりとw。
渋味は落ちてるから、アブラはあまり要らない。
甘味を感じるソースを用いた薄切りの肉が適任。ローストポークみたいなの。
ワインの苦味にさえ対応出来れば、肉なら大体何でもイケる。
レトルトのハンバーグでも良いだろうし、中華料理の(日本式)酢豚とかもOK。
値段以上。
これは1800円前後から、上手くいけば2200円狙える。
適切に保管すれば、あと2年は容易に維持~向上可能。
晴れて2020年まで待てれば、20歳の誕生日用に堂々とw2000円取れるワインになるはず。
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ん~、納得出来るような納得いかない様な・・・・。
とりあえず「2000年ヴィンテージ」と言う点に興味が持てれば2000円は出せる。
「熟成ローヌ」という点に付加価値を感じ取ろう。