2019/10/31(木)09:00
青森県 桃川・純米原酒・ひやおろし 桃川株式会社
青森県 上北郡おいらせ町
桃川・純米原酒・ひやおろし Momokawa JunmaiGenshu Hiyaoroshi
桃川株式会社 Momokawa KabushikiGaisha
国産米、国産米麹
2019年8月製造
日本酒度 +4
酸度 1.6
アルコール度 17
購入価格:861円(720ml)
リンゴ、餅、乾燥したミカンの皮の粉?
出力はやや控えめ。
甘味と薄い苦味。余韻に苦味が残る。
酸も感じるが、これは飲み方によって出方が変わる感じ。
原酒という割には、あっさりした味。
甘味や酸味は口当たりに少し感じるだけで、余韻の苦味や旨味の方が長く伸びる。
その旨味もそれ程存在感を示すわけではない。
飲み易いと言えば飲み易いが、ひやおろし的な旨味感や落ち着きというのとは何かちょっと違う。
おすすめの温度が5~10℃と書かれてたので、相当ガッチリ冷やしてシャープな状態で飲まないと
特徴がボヤけるのか!?
温度上昇にはかなり敏感。冷温(可能なら雪冷え並4℃)キープ必須。
高めのアルコール感でコクと厚みを演出しようとしてるかもしれないが、あまり上手くいってないと思う。
好みの問題も大きいが、この酒の特徴と、ひやおろしや原酒の特徴とが噛み合ってない気がする。
あっさりスッキリの酒なのか、ボリューミーだが落ち着いた味わいの酒なのか、飲んでてよく分からないな。
どうにも中途半端で、やや悪い意味で「美味くも不味くもない」酒。
生魚よりかは、秋刀魚とか脂のノッた魚の塩焼き向き。
エビやイカ、ホタテや秋鮭のオイルソテー等、甘味と旨味が上手く一致してる食材とは相性が良い。
そう考えると秋の食材に限らず、肉でなければ、焼き物料理との相性の幅は広いかもしれない。
色々気になる点は有ったが、値段相応。
4合瓶861円と考えれば、まぁこんなもんか、とそれなりに納得いく。
「ひやおろし」「原酒」の要素も考慮すれば、季節限定のものとして、とりあえずアリ。