旅に出よう 思い出は語らず。

2017/01/11(水)01:09

今回は、2冊のみ 『紙の城 』本城 雅人、『春に散る』(上) 沢木耕太郎 (著)

1月3日、アクセスが、78アクセスに。殆ど訪問者のない、この日記に、 薬師丸健の 『神の子』、ラストフロンティア 作者: 楡周平 新潮社。この3冊のおかげでしょう。紙の城 | 本城 雅人と、春に散る 上 | 沢木耕太郎  である。しかも無責任に、まだ途中である。まず、沢木耕太郎は、私の好きな作家である。バスでアジアから、ヨーロッパを旅する『深夜特急』その他、殆どどれをとっても、駄目のない作家である。春に散るの書き出しは、村上春樹の文庫本でいうと、神の子どもたちはみな踊る の中の『タイランド』を、思い浮かべる。いや、ぜんぜんちがうかな。ここでは、まだ登場していないが、キューバなのだろうか。まずは、質の良い、旅行本のような書き出しである。いまにも、旅行会社に電話して、マイアミに行ってみたくなる。しかも、ここまでは、本編ではなく、前ふりだけである。つかみが素晴らしい。

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