第1学区 学級日誌

2008/03/30(日)01:11

「王妃の紋章」試写会

試写会(269)

 「王妃の紋章」のブロガー試写会に行ってきた。シネトレさんのご招待で、会場はワーナー・ブラザーズの試写室。実は映画よりも試写室のほうが楽しみだったりして(^_^)ゞ。ハリポタの「不死鳥の騎士団」の公開前にたまたまビルの外を通ったら、かっこいいポスターがズラっと貼ってあって感動したんだもん。一度、中にはいってみたかったのよねー。ロビーにLooney Tunesの等身大フィギュア(?)がいて感激だ♪新作映画の看板もあったので、ワイリー・コヨーテと千葉さんを記念撮影。ワイリーかっこいいなあ(笑)。  肝心の映画のほうは、中国の唐王朝滅亡後の某国の王家の愛憎入り乱れる内紛のお話、かな。コン・リー演じる王妃の病気のために、チョウ・ユンファ演じる国王が薬を調合するんだけど、王妃にはそれが毒薬だとわかっていても、絶対的な権力者の国王の命令だから飲み続けないといけないの。でも王妃にも企みがあって、この国の3人の王子たちもそれぞれ何かしら抱えてて、長男の恋人だの王妃の密偵だのも絡んできます。宮廷の内部の色調は金に赤に虹色で、衣装もとにかく豪華だけど、中身はとってもドロドロです。英語のタイトルは"Curse of the Golden Flower"だから、「黄金の花の呪い」とでもいいますか。毒を飲み続けて体が弱ってるのに、額に青筋をたてて耐えながら重陽の節句のために菊の刺繍を黙々と作ってる王妃が、鬼気迫っててコワイ。そりゃもう効果的な呪いがかけられそう(^_^);。ものすごい甲冑を着て手合わせをする国王と次男のめまぐるしいアクションシーンは、さすがチョウ・ユンファかな。なんだかんだいっても他の登場人物もみんな武道の心得があってやけに強いし、そこそこ重力に逆らった戦いが繰り広げられるあたりが「HERO」のチャン・イーモウ監督の作品らしいのかしら。相変わらず人海戦術が笑っちゃうほどすごい。オープニングに登場する女官の人数から既に圧巻だったし、あとで出てくる軍隊やら宮殿のスタッフ(?)の人数もすごい。どこから湧き出してくるんだろう…。王家の皆様が何をしようと、何事もないように平然と働く皆さんがステキ。これがLotRとかだったら軍勢はCGで作りそうだけど、中国なら全員ホンモノの人間がやってそう。エンドクレジットに「程小東」の名前を発見。この文字は「どろろ」で見たぞ。確かワイヤーアクションの監督をした人だよね。チン・シウトンといえば他にも有名な映画にたくさん関わってるはずなのに、「どろろ」を真っ先に思い出すあたりが我ながら相変わらず偏った知識だわ(^_^);。ストーリーは何だかすっきりしない終わり方だったけど、とにかく豪華な映画でした。  アジアの映画を見てると、なじみのない俳優をついつい知ってる顔と結びつけたくなっちゃっていけません。長男役のリウ・イェは年取ったらヨネスケみたいになりそーだ、とか。次男役のジェイ・チョウは伊藤英明と松田龍平を混ぜたみだいだなーなんて思ってたら、実写版の「頭文字D」の主役やった人でした。ヒゲに時代物の衣装と豆腐屋の息子じゃぜんぜん雰囲気が違って気づきませんでしたわ(^_^);。チラシには次回作の「カンフー・ダンク!」しか書いてなかったし。アジアのスーパースターで、エンディングテーマも歌ってるそうだから、もうちょっとチラシでPRしてもいいんじゃないのかなー。それにしても「カンフー・ダンク!」、面白そう(笑)。

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