第1学区 学級日誌

2008/07/06(日)14:43

「スカイ・クロラ」ジャパンプレミア

試写会(269)

 「スカイ・クロラ」のジャパンプレミアに行ってきた。日テレ菅谷アナの司会で、押井守監督とメインキャスト4人(菊池凛子・加瀬亮・谷原章介・栗山千明)の舞台挨拶つき。2階席だったから舞台の人は2cmくらいかしらねー。まず舞台のせり上がりから1/2スケールの散華(劇中に出てくる戦闘機)とボマージャケットにジーンズ姿の男の人が1人現れたんだけど、舞台に上がりきるのに時間がかかったし、暗くて誰だかわからない。押井監督だったらなんとなくビジュアル的にガッカリだから、きっと主役のパイロット役の加瀬亮だろうと思ってたら、押井監督本人だった。失礼なことを考えてごめんなさい(^_^);。そのあと、出演者4人が客席から1人ずつ舞台にあがったんだけど、いちいち広い舞台の袖のほうを経由して歩いてこないといけなくて、やっぱり時間がかかったなー。主題歌を歌う絢香のビデオメッセージもアリ。監督が着てたボマージャケットは監督がデザインしたものらしいんだけど、暑かったそうで、フォトセッションの時には脱いでた。宣伝しとかないとダメなのでは?(笑)  映画のほうは、娯楽として人に見せるための戦争を請け負っている会社のパイロットたちのお話。パイロットたちは「キルドレ」と呼ばれる永遠に大人にならない子どもたちなんだけど、子どもといっても思春期の姿らしく、みんなタバコを吸うし酒は飲むしおねーちゃんと遊ぶし、まあ子どもには見えにくいわねえ(^_^);。主人公でキルドレのカンナミ・ユーイチ(大人にならないカンナミだって。プププ。とか思っちゃうのは私が野猿ファンだから(笑))はそんな会社の基地のひとつに赴任してきて、司令官でやっぱりキルドレのクサナギ・スイトと出会うのね。スイトがキルドレなのに子持ちだとか、ユーイチの前任者を殺したとかいう噂を聞くんだけど、ユーイチが基地の他の人に真相を聞いても、はぐらかされて教えてもらえないの。スイトは冷静かと思えば激昂することもあって、そんなスイトにいつしかユーイチは惹かれて、でもユーイチの過去には実はユーイチも知らない秘密があって…というような、ちょっと暗めなストーリーです。押井監督作品にありがちなダークさというかね。基地の母親的存在の整備士さんの声が榊原良子なのがうれしいなあ。この人も押井監督作品には欠かせないよね♪合間合間に出てくる戦闘機の空中戦のシーンは会話がいきなり英語になるのが不思議なんだけど、フライトシミュレーターか何かのようなめまぐるしい映像がすごいです。「ギャラクティカ」で使われてた手ブレっぽいカメラワークも大活躍。  押井監督というと、私にとってはパトレイバーのテレビ版とかOVAでやけにシュールだけど大笑いできる面白い話を作る人ってイメージだったんだけど、それがパトレイバーの劇場版あたりであんまりお気楽に笑えるものじゃなくて、ちょっとすっきりしないような作品を作る人っていうイメージに変わっちゃったのよね。もっと前の劇場版うる星やつらが難解だと思ってたら、それも押井監督作品だったから、もともとそいういう方向性の人だったんだろうなあ。攻殻機動隊シリーズは「イノセンス」しか見てないけど、あれもやっぱりお気楽とは言いがたいし。大人になったらもう少し理解できるようになるかと思ってたけど、この映画のメッセージ性がお気楽な私の頭に染みこむのにはやっぱり時間がかかるわ(^_^);。でも一見の価値がある映画だとは思います。飛行機好きの父が興味を示してたから、そいういうのが好きな人にもいいかも。そういえば、この映画もエンディングのあとにちょこっとエピローグあり。だから映画は最後まで見ようね!  これで怒涛の5日連続試写会は最終日。疲れたー(^_^);。

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