「南極料理人」の試写会に行ってきた。堺雅人主演で、南極観測隊の料理を担当した西村惇氏のエッセイを基にしたした映画とか。原作は知らないし、たいして内容も読まず予告編も見ないうちから、どういうわけか見たくてしょうがなかった映画でした。きたろうとか生瀬勝久とか、周りも面白そうな人ばっかりだし。
ペンギンもアザラシもウイルスさえも生存できない程寒くて、富士山より標高が高くて沸点も低いような南極の基地で、家族と離れて究極の単身赴任をする男8人のお話。その一人で海上保安庁から派遣された調理担当の西村さんの作る料理の数々が、おにぎりからフレンチまで、バリエーションがあってスゴイ。料理のほかにも、大変な日常生活とか、家族や恋人と離れて精神面で追い詰められちゃう人たちとかが描かれるわけですが、厳しい環境のはずなのに、どことなくゆるくて笑えるのよねー。越冬隊の8人のうち3人はあまり馴染みのない俳優さんで、顔がちょっとしか見えない防寒着を着てたり、みんな髪が伸びて無精ひげになっちゃったりすると、主役の堺雅人ですら判別がつかなくなったりもしたけど(^_^)ゞ。実際に南極に行って撮影するわけないのに、ちゃんと南極に見えて、ちゃんと寒そうだし。すごいなあ、映画って。
原作を既読のいぬいさん曰く、原作はもっと笑えるとか。読まなければ~~。