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コーチ賢ちゃんの「コーチング談義」

2010年03月30日
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                   我が家の紅白混在の花桃


 コーチングでは、やり方を指示・命令したり、正解を示すことは原則として行ないません。

 自発的に気付いてもらい、主体的に行動してもらうための支援が、コーチングだからです。

 コーチングには100を超えるスキルがありますが、「傾聴」「承認」「質問」「提案」の4つが基本スキルと言えましょう。

 クライアントは、コーチの「傾聴」を受けて、安心感を得、コーチへの信頼感を育んでいきます。

 コーチの「承認」を得て、自信を得、自己イメージやモチベーションを高めていきます。

 コーチの「質問」に答えながら、自己の内なる声に耳を傾け、新たな気付きを得、自分の考えをまとめ上げていきます。

 そしてコーチの「提案」により、より多くの選択肢を得、視野を広げていきます。

 その結果、クライアントは自ら考え、目標を設定し、目標達成への行動計画を立案し、目標に向かって新たな歩みを踏み出します。

 コーチは、これらのクライアントの成長プロセスの各過程を支援しながら、クライアントの夢(志)の実現までをトータルに支援していきます。

 コーチの語源が「大切なお客様を望むところまでお届けする」役割を果たす『馬車』に由来しておりますように・・・

 このようなコーチングにとても有効な情報が、本日届きましたメルマガ「人の心に灯をともす」に書かれていましたので、全文を紹介させて頂きます。


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  人の心に灯をともす

    【教育には、余韻(よいん)が必要】No.217

           柳平彬(やなぎだいらさかん)氏の心に響く言葉より…

ソ連の心理学者ブルーマ・ゼイガニック教授は次のような実験をした。

138人の子供たちにパズル、暗算、粘土細工などを次々にやらせ、そのうちの半分については作業を途中でやめさせ、残りの半分は最後までやり遂げさせたのである。

一時間後、子供たちにどんなことをやったかを言わせてみた。

すると、中断した作業の方をより多く覚えていた子供が110人、やり遂げたものを多く覚えていた子供が17人、どちらも同じ数だけ覚えていた子供が11人だった。

なぜそうなのか、ゼイガニック教授は「やり遂げた仕事については、それをやってみようという動機が満足させられたため、忘れてしまう傾向がある。
一方やり残したことは、その作業に対する気持ちの傾向が維持しているので記憶に残る」と説明する。
心理学ではこれを「ゼイガニック効果」と読ん呼んでいる。

日本では松下村塾の吉田松陰が、ゼイガニック効果を使った形跡がある。
彼は塾生をいくつかの班にに分けて、今でいうグループディスカッション方式の学習をした。

そこで吉田松陰はテーマを与え、討議結果を発表させると、また次のテーマを与えるという方法で先に進んだ。
彼は決して正解を出さず、討議は結論が出ないまま、中断しながら進む。
その結果、塾生は討議した内容がはっきりと記憶に残り、各自行動へと移って行ったのである。
完成した作業より、未完成のほうが思考に働き続け、行動に結びつきやすいためである。

仕事でも、子供の教育でも、せっかちに結論を出したり、作業を終らせようとせず、問題を残して考える時間を与えることが必要だろう。

『やる気の健康学』知的生き方文庫


吉田松陰は、享年30歳でこの世を去ったが、人を劇的に感化する力をもった、古今まれな偉大な教育者であった。

松陰は27歳のとき、松下村塾を開いたが、8畳とその後増築された10畳半の小屋を改築した粗末な教室であった。
教育期間は、たったの一年。
その後の実家での教育を含めても2年半だが、塾生は約90名。
その中で世に活躍した著名な人物は、高杉晋作、久坂玄瑞、桂小五郎、伊藤博文、山県有朋、品川弥二郎、等々

松陰の与えた討論のテーマは主に時事問題。
なぜ、清国が欧米列強の植民地になったのか。
日本は、これからどうすべきか。
自分ならどう動くか。
それは、世のため人のためになるのか。
いわゆるケーススタディだ。昨今の、記憶する教育ではない。
その討論方法も、今流行のテレビドラマのように、次々と場面が変わるゼイガニック方式。

何かことが起きたとき、一つの問題に集中し、一つずつ解決していくのが理想だが、現実はそうはいかない。
現実には、新しい問題が次々と起きるから、同時並行して解決していくしかない。

教育も同じだという。

最後まで結論を出さず、次々と課題を出す。
すると、人は自分で考えざるをえない。
そして、行動する。
自分で考え、行動したことは印象に残る。

しかし、人から教えられ、記憶したものは印象に残らない。
借り物の考えだからだ。

教育は、全てを教えるのではなく、考えさせることが大事だ。
人は、自分が知っていることは、教えたくてしかたがない。
しかし、それを我慢し、そこに余韻(よいん)を残すことが大事だ。
余韻は長く続く。
教育には、余韻が必要だ。

バックナンバー
http://bn.merumo.ne.jp/list/00564226

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 全てを教えるのではなく、「考えさせる」「気付かせる」教育の重要性を再確認させて頂けましたことに、心から感謝しております。

 ありがとうございました。


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最終更新日  2010年03月30日 23時23分07秒
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