テーマ:いじめ対策(10)
カテゴリ:ピア・サポート活動
◆導入3年目(2019年度:令和元年度) 石田直美先生が校長に就任 田口かな子養護教諭から、クラス担任や教務主任、学活主任、特活主任などに主体的な取り組みを移すことで、ピア・サポート活動が組織的・継続的に発展するための基盤が築かれた年 (2020年1月から新型コロナウイルスが流行) 三ケ日東小学校の「ピア・サポート活動」の育ての親、石田校長先生の思い 『“教師は「渡し守」”、これが私の教育観です。子供たちが向こう岸に着いたら、新しい世界で逞しく自分の人生を切り拓いて行けるよう、鍛え、育て、力を付ける職業だと考えています。 そこで「子供ととことんかかわる」、「元気な学校 ~子供も職員も、保護者も地域も~」を、学校経営方針にしています。 この方針に沿って、子どもたちの「優しさ」と「強さ(逞しさ)」を育てたいという思いから、ピア・サポート活動を引き継ぎました。 職員には「子どもたちに良かれと思ったことは、たいがい良い事なのだから、思いっきりやりなさい。責任は私が取るから」と、伝えています。 「どの子供も自分が担任、全ての職員で全ての子供を見よう!」「報告は、全て教頭先生にしてね。私を見るのではなく、他の先生や子供をしっかり見てね!」と呼びかけています。 田口先生は、子供たちに「どの子もかけがえのない子」として接する職員で、しかも、自分の短所も含めて肯定的に受け止めておられ、今後の大きな「伸びしろ」が感じられる職員だと感じ、ピア担当を継続してもらいました。』 1) 年間計画 【ピア・サポートを意識した道徳の授業の充実】 ピア・サポート活動の時間が増えた (2カ月に1回だった朝会が、1カ月に1回になった) 2) 先生方の取り組み 朝会に先生が入って指導 (田口先生は表に出ず、写真係となってフォロー) 児童に合ったアプローチができるようになり、ピアを楽しんでいる (ピアが先生方にとって自分事になった) 3年目の最後の先生方の感想 「子供たちのコミュニケーションの向上に役に立っている」 「回を重ねるごとにスムーズに対話できるようになっている」 「朝会でのピア・サポート活動が、異学年交流の垣根を低くしている」 3) 子供たちの変化 ピア・サポーターの児童から「ピアだより」を作りたいと提案があり、ピア・サポーターの活動を通じて取材し、子どもたちの悩みを紹介するようになった 3年目の最後の児童の感想 「自分は人みしりなので、いろいろな人と話すことに、少し抵抗があったけど、 慣れてきました。沢山の人にチャレンジしてみたいと思いました」 「ピア・サポートは仲良くし、助け合うことだから、今度は、自分が助けたいと 思いました」 (つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年04月07日 21時06分55秒
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