コーチ賢ちゃんの「コーチング談義」

2022/04/08(金)16:31

三ヶ日東小学校の「職員室の中でのピア・サポート」エピソード1ー①

ピア・サポート活動(11)

​​​​ 昨日の「三ケ日東小学校のピア・サポート導入レポート⑧」の中で、「職員室の中でのピア・サポート」を「なるほど!」と納得していただけるようなエピソードを、別紙で紹介する旨記しましたので、ここにUPさせていただきます。 --- ​2020年度 浜松市立三ヶ日東小学校の「コロナ禍での修学旅行」​​​ ​~職員室の中でのピア・サポート活動~​ ​​1.先生方の熱い思い​​  修学旅行の準備を担当する若手の先生(6年学級担任の山本祥教諭)から、職員会議で次のような発言がありまた。  『三ケ日東小学校の児童に、「2020年という年は、コロナのせいで楽しくない1年だったね」 とは、絶対に言わせたくない。今年の修学旅行では、子どもたちの心に一生残るような、素晴らしい思い出を残してあげたい!   コロナ禍の制約から、県境をまたぐ遠方に出かけることはできないが、何とか地元の静岡県内で、今までにどの学校でもやったことのない、子供たちを成長させる企画を考えたいので、皆さんのお知恵をお借りしたい』  この気迫に満ちた熱い思いが、その場にいた先生方の心に、深く沁み渡った瞬間でした。 これがきっかけとなって、様々なアイデアが湧きだしたのです。 ​​2.出された提案​​  『6年生は、総合的な学習の時間に「三ヶ日のより良い未来とは」を探究してきているので、地元の良さを知る活動をさせたい。』  『ならば、子供たちに浜松の「一流」を体感させたらどうか。浜松のシンボル「アクトタワー」の中の「オークラアクトシティーホテル浜松」に泊まって、豪華な食事を食べるっていうのは? きっと子供たちにとって初めての体験になると思うから。』  『それなら子供扱いは止めて、大人用のフルコースのメニューにしては?』  『折角豪華な食事をするのなら、テーブルマナーの学びの場にしては?』  『修学旅行の根幹は「学びの集大成」です。子供たちを「大人に」成長させるような修学旅行にしたいです。』  『それはいい考えだ! 実現に向けて検討を重ねよう!』  『一泊2日の修学旅行、子供たちを「大人に」成長させる活動はどのようなものだろう。』  『単なる名所旧跡巡りでは心に残らないよね。』  『地元の事業所にお願いして、「職場体験」をさせてもらうってのは、どうかな?』  『でも、このコロナが流行している時期に、子どもたちを受け入れてくれる事業所があるかな?』  『少人数のグループを受け入れてもらえる事業所を、手分けして探してみましょう! 誠意を尽くして私たちの思いを伝えれば、協力してもらえる事業所もきっと見つかるはずよ!』  『それでは、皆で心当たりの事業所に当たってみよう!』  『修学旅行が終わって学校に帰ってきたとき、この2日間の思い出を子供たちの心に焼き付けるような、素敵なサプライズを考えているんですけど、やってもいいですか。』  『それはいい! 是非やってみよう!』  『子どもたちの心に一生残るようなイベントに、何がふさわしいか、皆で知恵を絞ろう!』  このような会話が何度となく繰り返され、準備が進められて、当日を迎えました。 (つづく)​​

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