2つの「夢の実現方法」(目標達成型と使命追求型)-2
使命追求型の夢の実現方法は、私の大好きな中村文昭さんから教えて頂いたもので、彼自身が「何を目標にしたらいいのか分からず悩んでいた」時に、彼の師匠から指導された方法なのだそうです。 その内容は、次のようなものです。 『目標を設定できない人は、以下の4つのルールを守って、目の前の人を喜ばせろ!1.返事は、0.2秒以内に。 (自分にとって損か得かを考えず、素直にハイと言え!)2.「頼まれ事」は「試され事」と思え。 (相手の期待を上回る成果を出して、相手を感動させろ!)3.できない理由は言うな。4.今できることを探して、今直ぐに行動しろ。 これを徹底して実行すれば、人から頼りにされ、やがて自分にしかできない「役割・使命」を手に入れることができるようになるから・・・』 彼は「飲み屋(バー)の経営」「ブライダルレストランの経営」「日本中で年間360日講演」「本の出版」などを実現して来ておられるも、自分からこれらを目標にして行動したことは一度もなく、上の4つを徹底してやっているうちに、このような役割・使命が自然に与えられるようになった、と語っておられます。 彼はこの方法を「豊臣秀吉」の出世に例えて、次のように話しておられます。 『木下藤吉郎は、織田信長に惹かれて、ただ「信長様の家来にしてもらいたい、喜んでもらいたい」という一念で、冬に殿様の足が冷えないようにと、懐に草履を入れて温めていたに過ぎない。この時「将来、天下を取ってやろう」等という目標(野望)を持って、行動していたわけではない。「殿様に喜んでもらうにはどうしたらいいか?」「今自分にできることは何か?」を考えて、一心に努力した結果、気が付いたら天下人になっていただけなのです』と。 そして、この方法を「使命追求型」と、講演の中で語っておられます。--- また私の大好きな本田健さんは、目標が定まらない人は、以下のような方法で人生を切り開くことを提案しておられます。1.自分が、イキイキワクワクすることを生活の中で見つけて、実行する。2.イキイキワクワクやっていると、いつか周りに応援する人が出てくる。 「○○さんの講演を聞いてみては?」 「○○という本を読んでみては?」 「○○さんに会ってみては?」3.応援者のアドバイスに感謝しながら、それを受け入れて更に努力する。4.すると「幸せへの自動ドア」が開いて、次のステージに導かれる。5.ここでも、イキイキワクワク新しい事に挑戦する。6.するとまた、新たな応援者ができる。7.応援者のアドバイスに感謝しながら、それを受け入れて更に努力する。8.すると次の「幸せへの自動ドア」が開いて、また新たなステージに導かれる。 これを繰り返すことで、人生が開けていく。 そして、人生の最後に振り返った時、「これが自分の求めていた人生だったんだ!」と気づくことになる。 この方法も、「使命追求型」と言えましょう。◆◆◆ コーチは、クライアントの特性を見極めて、どちらのタイプの夢の実現法がふさわしいかを見極める目と、視野の広さを養うことが大切だと痛感しております。