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2006年08月23日
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カテゴリ:映画(邦画)
ずっとずっと楽しみにしていた「ゲド戦記」を見てきました。


感想ですが。。。

公開してだいぶ日が経っていますが、話題作だから、
まだこれから見ると言う方も多いでしょう。

だから、簡潔に、まず書かせていただきます。





         ビミョ。。。asepiyo




                         以上!



ここから下はネタバレ、及び酷評です。
これから見る予定の方と、この映画にいたく感動した、と言う方は読まないで下さい。kinoko





「脚本、及び演出」

実は、一週間ほど前に中学生の次男が友達と見に行ったので
感想を聞いてみたところ「わけわかんなかった」と言う事でした。

だから、中学生には難しいストーリーなのかな、と単純に考えていた。
でも、実際に見に行って、その理由が解りました。

ストーリーがブツ切れkinoko

私は「ゲド戦記」を見に行ったはずなのだが、見た物は
「ゲド戦記」のイメージ映像集、と言う感じだった。

つまり、どの部分を取ってもカッコ良く作ろう作ろうとした苦労の後が見える。
でも、ストーリー自体に繋がりと深みがまるでない。

アレンは何故、父を刺したのか?
まず、その理由からして明確に解らない。
だから、アレンに感情移入する事が出来ず、アレンの苦悩が見えず、
ただの暗いヤツにしか見えない。

テルーにしても、同じく。
その過去が見えない。
テナーの口から少し生い立ちが語られるが、その部分だけである。

だから、唐突にあの「テルーの歌」を歌われても、
何で急に歌い出したの?と、とまどうばかりで、さっぱり感動できない。

たぶん、あの歌の場面は、この映画の感動所(のつもり)だったのだろうけど、
あの歌を歌い出すまでのプロットが全くシッカリ組まれていないのに
あれを聞いた観客に何を思わせたいと言うのだろう。

やられそうになっては助けが来る仕組みも、ご都合主義にしか見えない。


深みも味わいもない所で
命は大切だ、命は大切だ。
と叫んでみても、言葉はスルスルと上滑りに滑っていくだけである。

この作品のテーマであるだろう、命の大切さは、ひどく薄っぺらい響きに聞こえた。


私は原作を未読なので、こういう話なのかどうかもサッパリ解らないけれども、
ラストも。。。何とかならなかったのだろうか。

簡単でいいから、最後はアレンが城へ帰り、自分の力で
国を立て直す所までやって欲しかった。
あれじゃ、あの国は、王は殺され跡取りは家出し、その後どうなったんだ?と言う
疑問ばかりで終わってしまう。

原作を読んで勉強してから見た方が良かったですね、と言う話が出てきそうだが、
私は、そういう話を聞く度にいつも思っている。

何で、映画を見るのに予習がいるの??

映画は、それ一つで完成された作品であるべきでしょう。

歴史物ならば、確かに歴史背景が解っていた方が面白いよ、と言う事もあるが、
原作物は原作を読まなければ理解出来ないように作ってしまっては
映画として低レベルと言わなくてはならないだろう。

少なくとも、今までのジブリ作品で、原作を知らないからつまらなかった物なんて
一つも無かった。


ジブリの作品で涙のの字も出なかったのは、これが初めてである。

今までのジブリ作品に共通する郷愁感、溢れるほどの懐かしさがない
ただ淡々と、カッコ良く見えそうな部品を繋いでいるだけである。

プロが作った脚本とは到底言えない。aopiyo



「作画」

予告を見た時点では、「ナウシカ」「ラピュタ」などの昔の宮崎駿作品
似ているように思えた。

でも、私は昔の宮崎作品の絵も味があって好きなので、それについては
何とも思っていなかったのだが。。。

実際の映画を見た感じでは、もっと古い作品の方。。。
「未来少年コナン」とか「太陽の王子ホルス」とか。。。
そっちまで落ちた感じ。。。asease

絵柄が古い、とか言う問題じゃなくて、アニメ自体が古いの
昔のアニメ、と言う感じ。
躍動感がない、絵が動いていない、いや。。。デッサンが崩れている事さえある。。。asease
背景は雑だし。
人物は同じような表情ばかり。
さぞかしセル画の枚数も少なくて済んだ事だろう。。。kinoko

これ、本当にジブリの作品だろうか。

いくら監督が新人だって、スタッフはジブリのスタッフでしょう。
こんな事ってあるんだろうか。

これじゃ、昔懐かしい「動く紙芝居」だ。
テレビアニメを見てるんじゃないんだから、場面場面で出来不出来があるなんて
普通に考えたらあり得ないでしょう。kinoko



「キャスト」

ハイタカ@菅原文太は良かった。アレン@岡田くんも、よくやっていたと思う。

でも、やはり、手嶌葵の起用は失敗だったのでは。。。
透明感のある声で、歌は良いが、セリフ棒読みはいかがな物かとkinoko

ジブリ作品全般に言える事だけど、声優さん使いましょうよ。




hana2


まるで映画評論家みたい、と思われるでしょうが、
それだけ、ストーリーに集中できなかったと言う事。

自分でもビックリだが、この批評はこの映画が始まってすぐ、
私の頭の中で始まった物
だった。
映画の最中2時間。。。ずっと私を映画評論家にしてしまった、この映画。
ある意味、記録的な映画である。asepiyo


すごい酷評だが、ジブリ作品を愛しているから、これからも愛し続けたいからこその酷評である。

「耳をすませば」の監督を任された近藤喜文が亡くなって以来、
ジブリは宮崎駿の後継者に悩んできたらしい。

今回、白羽の矢を立てた宮崎駿の長男、宮崎吾朗は、監督デビューには
まだ時期が早かったのではないだろうか。
まだまだもっと父の元で勉強してからにして欲しかった。

宮崎駿「ゲド戦記」をやるつもりはなく、ジブリのプロデューサー鈴木
吾朗を推し、駿は反対した。。。と言う話も聞く。

偉大な父を持てば、子供も会社も、それを越える物を作るのには
苦労するかも知れないが。。。

焦らず、じっくり育てて行ってあげて欲しい。
hane





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・パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト
・日本沈没
・着信アリ final
・トリック劇場版2
・デスノート
・間宮兄弟






最終更新日  2006年08月26日 14時32分56秒
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