2007/04/06(金)01:20
【1リットルの涙 特別編 ~追憶~】
胸に手を当ててみる
ドキドキドキドキ音がする
うれしい 私は生きている
2005年に放映されていた「1リットルの涙」の特別編。
亜也がいなくなった後の、家族、そして彼女の恋人・麻生の
思いを綴ったストーリーだった。
麻生は神経内科の医師に、亜也の妹・亜湖は看護士になっていた。
人がいなくなっても、残された者は生きて行かなくてはならない。
笑ったり、希望を持ったり、未来を語ったり。。。
家族は皆で暮らしているから、時々亡くなった人の事も
懐かしく語ったり、時には泣いたり慰め合ったりして時を過ごしてきただろう。
しかし、誰にも亜也の事を語ることができずに
思いを閉じこめてきた麻生は違っていた。
彼は、患者に事務的に接し、過去から逃げるようになっていた。
入院患者の1人、みずきに、亜也の事を語り、過去を振り返り、
亜也がどういう人だったか思い出す内に麻生の気持ちも癒されていく。
なぜ、死んでしまったのか。
大切な人を失った喪失感は、そこにばかり拘りを持たせ、
大事な事を忘れさせていく。
どんなに生きる事に一生懸命だったか、どんなに生きたいと望んでいたか。
どんなに立ち向かう姿が強かったか。。。
それに気付いた時、また、自分も前を向かなくてはならない事に気付くのである。
「特別編」と言っても大部分は「総集編」。
連ドラを見ていた者にとっては、1シーン1シーンが
懐かしく思い出される。
泣きました。
あれだけ、「泣き」場面を一挙に集められちゃったら。。。。。
もう、グチャグチャです。
泣くしかないでしょう。
最後まで言葉を綴る事、伝える事をあきらめなかった亜也。
強く生きる事、願うことを教えて貰ったドラマだった。
今日は、亡くした人を思い出すように、ドラマを見ていた人は
みんな亜也の事を思い出しただろう。
この絵の中に一番輝いていた私がいる。
ちゃんと前を向いて生きていた私がいる。
おかあさん、忘れないでね。
忘れないよ。
親は、何年経ったって、子供の事は忘れない。
その強さと清さを思い出すから、自分たちも前を向いて生きていく事ができる。
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