見取り八段・実０段

世の中には不運な人間がいるもんだ。


剣道の大会で決勝まで残れば
優勝祈願の帰りに階段から落ちて骨折する。

全国模試でトップ１０に入ったのに
入試の当日池に落ちて試験は受けられず。

内定した有名企業は入社式当日に倒産。


そして、大学の研究室からも今追われ。。。


奈良の女子校に期間限定で赴任する事になった小川。

初めての授業に遅刻してきた堀田イトは
遅刻の理由を問う小川に

マイ鹿が駐禁で捕まって。。。

と、真面目な顔でお伽噺のようなウソの理由を述べる。


生徒になめられ、自分の日々の暮らしの中で起きる事を
まるでストーカーに付けられてでもいるように毎日黒板に書き込まれ

誰もいない奈良公園で鹿せんべいを食べている事まで



鹿せんべいそんなにうまいか



何故？周りには誰もいなかったのに何故？



そして、ついに精神衰弱寸前の小川の前に


彼が現れる


さあ。神無月だ。
出番だよ、先生





鹿せんべいって、人間が食うもんじゃないから。。。。。


奈良公園の鹿は恐い。
ちょっとバックの中に手を入れただけで

ギロッ

と睨む。

そして、みんなで寄ってくる。

私の友達は修学旅行で鹿に囲まれて本気で泣いていた。


そんな鹿だらけの古都、奈良。
美しい奈良の風景をバックに物語りは
シュールに展開される。


これは

何だか知らないけど

面白い。


鹿がひたすら走っているだけのエンディングもウケる。

とにかく、何から何まで笑える。


玉木くんも、上手いわ。ホント。

ちっとも会話の噛まない歴史教師・綾瀬はるかも
「干物女」より何倍も良い。

これはヒットだぁ。。。


剣道もちゃんとドラマに登場してるし。

鹿のお告げは、どう物語に生きていくのか、堀田イトは鹿の化身なのか、

楽しみだ。



ところで。。。

奈良の鹿って、あんなに町中に溢れてるの
商店街にまでウロウロしてたけど。。。



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