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カテゴリ:2008年ドラマ
ガンは旅をするという言い方があります。
これは本人にとっては過酷な旅です。 特捜の検事は二神との面会を求めてきたが、 貞美はそれを断った。 少しでも、安らかに時を送らせてやりたい。 二神は自分自身だから。 ルイは不倫をしている。 完璧な父からの遺伝。 岳は、少しは大人になったかな。 痛み止めを使って、仕事を続ける。 時にはソファで横になる。 ガンは確実に進行している。 チェロを弾きながら、あの日の事を思い出す。 自分が女の所にいた、あの日 妻は駅のホームから飛び降りた。 人の痛みを除いてやるのが麻酔科医のお前の仕事じゃないのか? お前のような人格破綻者は、医者でいる資格なんてない。 親である資格もない。 俺の息子である資格もない。 親子の縁も今日限りで切る。 富良野には二度と足を踏み入れるな。 二度と帰れない故郷のはずだったが 父は来るなと言うんです。 一緒にいたいって娘が言っているのに。 二神の娘の言葉を聞き、心が揺れる。 6月8日。札幌でよさこいがある。 ルイがそこで踊る。 自分の娘も自分の側に居たいと言うだろうか。 貞美は、よさこいの日、北海道へ帰る決心をする。 ゆっくりとドラマの中の時間は過ぎていく。 あまり得意なテンポじゃないんだけど、 このドラマに限っては、ただジッと見てしまう。 早く時が過ぎろとは思わない。 時が過ぎる事は命の終わりを意味するから。 毎回、終わるのが早いと感じてしまう。 それだけ集中して見ているんだと思う。 エンディングのタイトルは「レクイエム」。 美しい映像には、癒しよりも寂しさと切なさしか感じられない。 自然と目が潤んでくる。 このドラマを見ていると、自分が死んでいくような 錯覚に捕らわれる事がある。 家系的に、自分はいつかガンで死ぬんだろうな。。。 と、常に思っていたので。。。 今現在、闘病中の方もいるだろう。 家族をガンで失った方もいるだろう。 色々な人が、このドラマを見て、色々な感慨を抱くのだろう。 貞美の過去が現れた。 家族は受け入れてくれるか、貞美の不安が伝わってくる。 トラックバックは承認制です。即時反映はされません。ご了承下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年10月24日 00時21分01秒
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