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カテゴリ:外国語・語学
きのう、「JR西日本の電車はとにかくよく遅れる!」と書いたのですが、その後、ふと思い出したことがあります。 確か今年の春から夏にかけてのころだったと思うのですが、新聞で「各国の電車がどれぐらいダイヤどおりに運行されているか」という小さい記事だったかコラムだったかを見かけました。 (切り抜いて置いておこうと思って、忘れて処分してしまいました。。。) どの国が取り上げられていたかは覚えていないのですが、少なくとも「日本(JR)」と「フランス国鉄(SNCF)」は載っていました。 そして、細かい数値はあやふやですが、どちらの国も「約90%は‘遅れずに’運行されている」という内容でした。 これを見て、まず誰でも(フランスの国鉄のことなど知らなくても、なぜかフランスの国鉄は遅れて運転されているものだという先入観があって、(笑))「へ~え、フランスの国鉄って、意外に正確なんだぁ・・・」と思うでしょう。 私もそう思いました。 実際にフランスでパリからブリュッセルに行くために「急行」に乗ったとき、パリを出発するときは時刻どおりだったのに、途中でどんどん「ダイヤと異なった運行」になっていくのです。「遅れる」のは認める(笑)として、ときどきわずかに「進む」のです。 また、車内放送もいい加減で、「まもなく○○~! 10分停車~!」という放送があって、ある駅に止まったのに、実際に停車したのは3~4分。放送を信じて駅に降りてのんびりしていたら、取り残されていたと思います。(笑) 話がそれましたが、ここで言いたいのはこんな話ではなく、「オチ」のような話です。 今までこのブログで何回かフランス語を中心とした「語学コラム」のようなものを書きました。 そして、12月4日に「2つの言語の間で、100%同じ意味の単語はない」「1つの単語の意味する範囲は言語によって違う」と書きましたが、実はこの「ダイヤの正確さ」=「電車の遅れの定義」も、ある意味、この「単語の意味の範囲」の違いだったのです。 つまり、日本では(少なくともJRでは)「ダイヤの『遅れ』は1分以上」と定義されているようで、1分に満たない場合は「遅れている」とは言わないようです。 そして、フランスではこの「遅れ」の定義が「14分」なのだそうです。 つまり、フランスでは電車が‘13分遅れて’運行されていても、それは‘定刻’どおり運転されている、と考えるということです。 ・・・そりゃあ、9割の電車が「ダイヤどおり」に走ってるはずだわな。。。(^-^;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年12月13日 23時28分26秒
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