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2006年04月02日
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(きのうの日記の続きです。) 
 
私は印象派は苦手です。
でも、そんな中でも個別に好きな作品はあり、例えばゴーギャンなどは最も苦手な画家なのですが、『われわれは何処から来たのか? われわれは何者であるのか? われわれは何処へ行かんとしているのか』という絵は、極めて横長の作品の中に、向かって右にお母さん(らしき人物)と赤ちゃん、中央に元気そうな若者、左に年老いた女の人が描かれ、人生の縮図を見ているようです。
この絵も、アメリカの「ボストン美術館」で実物を見て、しばらくその前から動けなかった絵の1つです。
 
また、スーラの『グランド・ジャット島の日曜日の午後』はスーラ渾身の大作で、シカゴの「シカゴ美術研究所(アート・インスティテュート・オヴ・シカゴ)」にあります。
この作品は「絶対に貸し出さない」ことを条件に所有者がシカゴ美術研究所に寄贈したものなので、実物を見るためにはシカゴに行くほかありません。
私は2000年に行って、シカゴ美術研究所の中でいちばんじっくり見た絵です。
描かれているものが線ではなく、すべて筆で押さえた状態で描く「点描」という方法で描かれています。
近くで見ればすべてがただの点の集まりですが、一定以上の距離から見ると、物の形が見えてきます。
シカゴ美術研究所では作品に近づきすぎて警報が鳴るのではないかと思いながら、できるだけ近くまで寄って見ましたが、人気作品のため人が絶えることなく、なかなか思うように鑑賞できませんでした。
でも、今回は‘ひとりじめ’できました。(笑)
 
そのあとは、ラファエル前派のバーン=ジョーンズ、ミレイ、ロセッティがあり、さらに象徴派のモロー、シーレ、またアンソールやムンクが見えてきて、いよいよ現代です。
ムンクは代表作の『叫び』がちゃんとありました。
私はこの絵は、パリの「オルセー美術館」で「ムンク展」をやっていたときに初めて見て、その数年後、大阪の「出光美術館」で「ムンク展」が開かれたときにも見ました。
この絵は上部に「私は狂気によってのみこの絵を描く」という意味の文字が書かれているのが発見されたと聞いたことがあります。それで、前述のブリューゲルの『バベルの塔』と同じように、実物を至近距離で見ないと発見できないと思い、できる限り近づいてさがしたのですが、2度とも見つけることができませんでした。
今回、友人にこの話をして‘協力’を要請し、しばらくさがしたのですが、やはり文字を見つけることはできませんでした。。。
 
これでこのフロアーは終わりです。
 
この次は1つ飛ばして地上2階へ行きます。
ここは現代です。
まず、通路の壁一面にざーっとピカソの作品が時代順に並べてあります。別格の扱いという感じです。
 
そして、モディリアーニ、ブラック、レジェ、クレー、シャガールなどの蒼々たる作品が並んでいます。
 
マティスやデュフィなどの野獣派(フォービスム)、ボッチョーニ、バッラなどの未来派に続いて、新造形主義のモンドリアン、形而上学派のデ・キリコ、超現実派(シュールレアリスム)のミロ、ダリ、エルンスト、デルヴォーなどが展示してあります。
個人的にはバッラの『鎖につながれた犬のダイナミズム』があったことがうれしく、実物を見たことがないので、‘実物大’で見られてよかったと思いました。
一方で、ダリは『記憶の固執』、エルンストは『聖アントニウスの誘惑』がないのが残念でした。
でも、ダリの『内乱の予感』があったのはうれしかったです。
この絵は、実物が見たいと思い、ニューヨークへ行ったときにわざわざ日帰りで強行軍で、所蔵している「フィラデルフィア美術館」に行ったのですが、展示されておらず、職員に尋ねると、「修復中」との返事で見ることができず、大変残念だった絵です。
同様に、ニューヨークでは、「ニューヨーク近代美術館」で『記憶の固執』やモンドリアンの『赤・黄・青のコンポジション』、クレーの『さえずり機械』を見ようと訪れたのですが、美術館自体の大規模改修中で全体の80%が閉鎖されていて、いずれも見ることができませんでした。
それが、ここでは見られるかなぁ・・・と思っていたのですが、この3作品はいずれもありませんでした。残念・・・。
 
そして、いよいよ最後のフロアー、地上1階です。
 
このフロアーは半分は現代の続きで、後の半分は「テーマ展示」になっています。
 
現代の最後は、ウォーホル、ロスコ、ポロックといったおなじみのアメリカの画家が中心です。
そして、最後の最後に、ピカソの大作『ゲルニカ』があります。
この『ゲルニカ』、10年以上前にマドリッドに行って、プラド美術館に入ったのですが、時間が足りなくなって、この絵が展示してあった別館に行くことができずに、泣く泣く美術館をあとにしたことがあります。
今回、レプリカとはいえ、実物大の巨大な作品を見ることができてよかったと思います。
(注:現在は、『ゲルニカ』は「プラド美術館」にはありません。その後できた「レイナ・ソフィア美術館」にあります。)
 
「テーマ展示」のコーナーは、絵の種類や時代に関係なく、「空間表現」「ストゥディオーロ」「トロンプ・ルイユ(だまし絵)」「時」「生と死」「食卓の情景」「家族」「運命の女」「レンブラントの自画像」という9つの部屋に分けて展示してあります。
 
実は、前述のゴーギャンの『われわれは何処から来たのか? われわれは何者であるのか? われわれは何処へ行かんとしているのか』という作品は、時代別のコーナーにはなく、この「テーマ展示」の「時」のところにあります。
 
本来、おもしろいはずなのは「トロンプ・ルイユ」ですが、どうも絵の選択がまずく、いっしょに行った友人は「こんなのじゃぁ、だまされないよ・・・」と言っていました。
トロンプ・ルイユでハーネットの絵が1つもないのはどうかと思います。
別の友人とニューヨークの「メトロポリタン美術館」へ行ったときに、偶然ハーネットの絵を見つけ、絵の遠くから友人に「あれ、どう思う?」と漠然と聞いたら、「はぁ? ただ壁にバイオリンが掛けてあるだけじゃないの?」という‘期待通り’の返事。
実は、キャンバスに壁の絵が描いてあって、その‘壁’にバイオリンが立体的に描いてあるのです。
それで、遠くから見ると、絵ではなく本物のバイオリンが壁に掛けてあるように見えるのです。
でも、ここにはハーネットの絵は1枚もありませんでした。
 
一方、アナモルフォーズの絵はありました。これは「歪んだ遠近法」とでもいうもので、‘普通に’見ても何が書いてあるかはわかりません。
前述のホルバインの『大使たち』の下部にある「どくろ」もそうです。
ただ、あのどくろの場合は、斜め右上から見るだけでいいわけですが、ここに展示してある‘いびつな’絵は、絵の中央に円筒形の鏡を置いて、その鏡に映った絵を見ると、ちゃんと何が描いてあるかわかるというものでした。(作者名失念・・・)
 
これで一応、美術館のすべてのフロアーを回りました。
時刻は4時40分。
 
すべての部屋を回ったはずなのですが、時間の関係でゴヤの部屋は飛ばし、あと、あるはずのブロンズィーノの『愛のアレゴリー』とジョルジョーネの『テンペスタ』はどこにあったかわかりませんでした。
『愛のアレゴリー』は「世界で最も難解な絵」と言われているものです。
『テンペスタ』はヴェネツィアの「アッカデミア美術館」にあるのですが、私は行ったことがありません。
この絵には小さく「へび」が描いてあるとのことで、それを例によって至近距離まで近づいて確認したかったのですが・・・。(^-^;)
  
全体としては、専門家がじっくりと選び、1000以上もの作品があるわけなので、美術(絵画)の歴史(彫刻はありません)がよくわかるようになっているのですが、個人的には、ヴェロネーゼの『カナの婚礼』、モンドリアンの『赤・黄・青のコンポジション』(2005年12月16日の日記参照)や『ブロードウェイ・ブギウギ』、ダリの『記憶の固執』、デ・キリコの『街角の神秘と憂鬱』、クレー『さえずり機械』など、私が選ぶ立場なら必ず選ぶであろう作品がなかったのを残念に思いました。

また、ランブール兄弟、ボージャン、ドラロッシュ、プリュードン、クチュール、(オラース・)ヴェルネ(・・・「ジョゼフ・ヴェルネ」はありました)、カイユボット、マグリット、アルブライト、カンディンスキー、ホッパー、フォンタナにいたっては、作品がまったくないことが、残念というより意外でした。

全体としては、アメリカの美術館の所蔵する作品は契約が難しかったのか、作品の選別に当たった専門家(青柳生規、長塚安司、若桑みどり、神吉敬三、大高保二郎、千足伸行、木島俊介)の‘好み’なのか、大変数が少なく、ヨーロッパの大美術館所蔵の作品が大半で、有名な作品でも所蔵がアメリカの美術館である作品、とりわけ私立美術館の作品は大変少ないように思いました。

また、陶板なので当然「焼く」必要があり、そのため、サイズに制限があり、大きい作品はいくつかに分割して製作しているため、本来の作品にはない‘切れ目(つなぎ目)’が絵の中にできてしまっています。 

閉館時刻が迫ってきて、急いでミュージアムショップへ行ったのですが、期待していたよりは小ぢんまりしていて、大きい美術館の売店へ行ったときの‘わくわく感’はありませんでした。
図録も単純なものと‘超立派な’もの(・・・27万円!)との両極端で、すべての作品をほどよく紹介したものがないのが残念でした。
また、独特のアイテムとしては、葉書大の陶板に作品が焼いてあるのがあって、これなら屋外でも飾れるのですが、1枚3150円もするし、何より自分の気に入った作品がなかったので買いませんでした。 
ただ、一応、美術アイテムと言えるグッズの片隅に、「ボンカレー」が山積みしてあったのには失笑しました。
大塚の目玉商品かもしれませんが、せっかくのアートな雰囲気をぶち壊しているし、第一、ミュージアムショップでカレーを買う客などいるのでしょうか?(笑)
 
ミュージアム・ショップでは思ったほど時間がかからなかったので、時間があれば行こうと思っていた地下2階の屋外にあるモネの睡蓮の池に急いで行きました。
地下2階に屋外があるというのは変な気がしますが、山の斜面に建てられた美術館なので、こういう構造になっているのです。
 
全体としては、平日だったこともあり、‘混んでいる’ということはありませんでしたが、思ったほど‘閑散’ともしておらず、また、ちょうど今『ダ・ヴィンチ・コード』という小説がブームになっていることもあって、JTBなどの企画ツアーの客が結構いました。
  
よくばっても、まる1日ではとても見切れない美術館です。
できれば、あと5回ぐらい来て(^-^;)、心行くまで堪能したいなぁ・・・と思います。
 
なお、今回の日記中に書いた画家の名前、および絵のタイトルについては、「大塚国際美術館」で用いられた表記・名称で記しました。一部に見慣れない表記・名称があるかもしれません。
 
何より美術鑑賞は、体力、とりわけ脚の疲れとの戦いです。
今回は昼食時に座った以外は「ほぼ6時間」、まったく座らず、立ったままでした。
歩いた距離も6km以上になっているはずです。
さすがに帰りのバスの中ではうとうとしてしまいました。
 
本州に戻ってきてから(笑)、友人が泊めてくれたお礼に‘ごちそうする’というので、創作豆腐料理の店に入って、夕食に豆腐料理のフルコースをごちそうしてくれました。
 
友人はうちにもう1泊して、土曜日の昼前に帰って行きました。
 
以上、「大塚国際美術館」訪問記でした。
なお、今回、1月28日の日記に書いた、新しく作っためがねを初めて使いました!
 
(・・・この日記を書くのに8時間以上かかった。。。(^-^;))
 






最終更新日  2013年02月01日 15時09分47秒
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