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カテゴリ:園芸・ガーデニング
東京藝術大学大学美術館を1時ごろに出て、JRに乗って、目黒にやって来ました。 今度は「東京都庭園美術館」に向かいます。 ここは、美術館のほかに、名前のとおり、「庭園」があります。 あまりにも美術館ばかり巡って見学していると、食傷気味になるかもしれないし、きょうの行程には少し時間的余裕もあるので、スケジュールに入れておいた所です。 といっても、美術館のほうで行われている企画展は興味がないので、庭園の散策のみで訪れました。 庭園の散策のみだと200円で入れます。 ホームページの庭園案内図をプリントして持って来ていたので、それを見ながら歩きます。 ただ、台風が接近していたため、雨こそ降っていなかったものの、フェーン現象でものすごい風が吹いていて、また、湿度が高く、むっとしていました。 木陰に入ると、結構涼しくてまずまず気持ちよかったのですが、蚊に悩まされました。_| ̄|○ 奥の方に池があるので、そこで幼虫が繁殖しているのでしょうか。。。 大きく分けて、入口のこちら側は西洋庭園、向こう側は日本庭園といった感じです。 まず、西洋側から見てみることにしました。 あじさいが所構わずといった感じで、あちらこちらに植えられています。 梅の類いも多かったように思います。 あじさいは日本の花のように思いますが、品種によっては「ハイドランジア」と言って、ヨーロッパなどでも品種の改良が進められているので、西洋、東洋、どちらの庭にあってもおかしくなくなってきているのでしょうか。 少し歩いてみて感じたことは、公立の施設なので、手入れが行き届いていないということです。 雑草も結構生えていたし、枯れかかったような植物も何本かあります。 また、大きくはなっていても、葉ぶりが悪かったり、虫にたかられていたりと、お世辞にも近くで見た感じが心地よいとは言えません。 中央の「芝生広場」はこんな感じでした。 裏(?)の小山に登ってみると、木々が生い茂り、木陰が心地よかったです。 続いて、日本庭園のほうに行きます。 いちばん奥に茶室の建物があります。 その手前に結構立派な池があります。 大きい鯉も泳いでいて、眺めとしては非常にいい感じです。 茶室あたりから池のほうを撮ってみました。 やや中途半端な西洋庭園と比べると、はっきり「日本らしさ」が感じられます。 ただ、小道が半分夏草に覆われかけていて、植物の枝や葉に当たらずに歩くことはできない状態になっています。 真昼間で、すぐ近くを高速道路が通っていて、車が行きかう音がうるさく聞こえているのに、ひっそりとしています。 現実と非現実が同時に存在しているような空間です。 植物ももみじややつでなどの日本的なものが植えられていて、全体的に落ち着いた感じです。 池を一周すると、西洋庭園に戻ってきます。 そのまま道を進んでいくと、出口に通じているのですが、出口付近に立派なしだれ桜が数本ありました。 庭園全体をのんびりと歩いてみて思ったことは、この時期は意外なほど花がないということです。 これだけの「庭園」を見ても、見栄えのする花はまったくありませんでした。 わずかに、ハーブ系の頼りない花がいくつかと、晩春に咲くはずがタイミングが遅れて咲いて‘成れの果て’のようになっている花しか見られませんでした。 春に来て花を中心に見るか、秋に来て紅葉を中心に見るかのどちらかでなければ、夏に来たら今回のように生い茂った葉を見るだけになってしまうし、おそらく冬に来たら落葉した枯れたような木々しか見られないと思います。 わずかにサザンカがあったので、せいぜいその花が見られるぐらいでしょうか。 それでも、のんびり1時間ここで過ごしました。 ミュージアム・ショップは非常にしょぼく、店員の態度も気に入らなかったので、さっと眺めただけで何も買わずに出ました。 続いて、きょう最後の予定の「国立新美術館」へ向かいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年08月08日 00時57分49秒
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