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カテゴリ:西国三十三所巡り
きょうは、「西国三十三所・第二十五番札所」の「播州清水寺」を参拝してきました。 調べていてわかったのですが、車を使わず、公共交通機関だけで行こうとして、いちばん困るのはこの寺ではないでしょうか。 ‘大変だ’というのとは違って、あまりにも便が悪いのです。 JRの「相野」駅が最寄りになるのですが、ここから寺へ行くバスが1日に2本しかありません。 今年(2009年)の7月までは、土日のみ3本あったようですが、今は土日も2本です。 本尊だけ拝めればいいとか、朱印だけ書いてもらえればいいというのであれば構わないのですが、境内をひととおり回ろうとすると、時間に不都合が生じます。 最初のバスでもあとのバスでも、寺に到着後、45分で帰りのバスが出ます。 最初のバスで訪れて、あとの帰りのバスで帰ろうとすると、寺で3時間以上過ごさなければなりません。 迷いましたが、私は前者にしました。 まず驚いたのは、JRの「相野」駅へ行く電車の座席がすべて埋まっていたことです。 途中の駅まで座れませんでした。 そして、「相野」駅で結構な数の人が降り、みんなバスに向かいました。 そして、バスもほぼ満員になりました。 この乗客がほぼ全員同時に参拝することになると考えると、納経所で朱印を書いてもらうために並ぶ時間が生じます。 それで、今回は寺に着いたら、境内の見学はあとにして、最初に納経所に飛んで行くことにしました。 バスの運賃は570円ですが、最後の停留所が境内の敷地内にあるため、バスを降りるときに、運賃といっしょに「入山料」の300円を払い、パンフレットは運転手から受け取りました。 ・・・10分近く遅れて到着するし。。。 ■第二十五番札所 御嶽山「播州清水寺」 本尊:十一面千手観音菩薩 宗派:天台宗 開祖:法道上人 創建:推古35年(627年) 御詠歌:あはれみや 普(あまね)き門の 品々に なにをかなみの ここに清水 実際に写真を撮ったのは帰りなんですが、まずは「仁王門」です。 朱色が鮮やかでしたが、‘脚’の部分はピンク色でした。 軽く一礼してくぐりました。 みんな考えていることは同じようで、バスから降りた人たちは一目散といった感じで「大講堂」へ向かいました。 途中に「手水舎」があったので、手を軽く洗い、その先にある「大講堂」に入りました。 ・・・全景が撮れる場所がありませんでした。。。 朱印はここで書いてもらいます。 今は本尊御開帳中で、朱印を書いてもらうと、「オリジナル散華」がもらえるということで、私も1枚受け取りました。 順番が正しくないのですが(^-^;)、ここで線香に火をつけ、賽銭をあげて、本尊像のほうに向かって手を合わせました。 「大講堂」では、100円払えば「内陣」に入れます。 今なら本尊像を至近距離から見ることができます。 ・・・もう1度賽銭も入れ直しました。 また、裏側に回ることができて、古い仏具や小さい観音像などを見ました。 時間が足りないのは明らかなので、「大講堂」をあとにして、裏手に行くと、「本坊」がありました。 その先(?)に登山道があって、歩いて登って来ることもできるようになっています。 「大講堂」の裏から「地蔵堂」のほうに出て来ました。 「地蔵堂」の反対側には「鐘楼」があり、中に入れるようになっていました。 ‘入る’だけで、‘登る’ことはできません。 また、鐘を突くのは1回100円でした。 「地蔵堂」の前に戻り、石段を上がって行くと、上に「根本中堂」がありました。 「根本中堂」は無料で中に入れました。 御前立ちの十一面観音像が安置されていました。 「根本中堂」の右手の道を進むと、「宝篋印塔」があります。 以前に「護摩堂」があったところだそうです。 その先に少し開けたところがあるのですが、「多宝塔」があったところでした。 1965年に台風で倒壊したそうです。 現在、再建予定ということでした。 その先の少し外れたところにある「おかげの井戸」にも急いで行きました。 薄暗い井戸を覗いて、自分の顔が水面に見えれば、「寿命が3年伸びる」と言われているそうです。 ほんのりと、でも、はっきり自分だとわかる顔が写っていました。 カメラを構えて、落とさないように注意して、覗き込むようにして1枚撮ってみました。 最後に「薬師堂」を覗きました。 境内は思ったより広く、ただでさえ時間が足りないのにバスが少し遅れて着いて、非常に慌ただしい拝観となりました。 今回はしかたなく35分ほどの駆け足で見ましたが、ゆっくりと回るにはあと30分ほしいところです。 「大講堂」だけお参りして「朱印」がもらえればいいというようなバスのダイヤの組みかたでした。 帰りのバスは行きより10人ぐらい客が少なかったのですが、その人たちはどうしたのでしょう? 後のバスは2時間20分後だったんですが。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年12月07日 19時22分31秒
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