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カテゴリ:美術・芸術・博物鑑賞
きょうは神戸市の美術館を2つ‘はしご’してきました。 同じ‘はしご’は去年のちょうど今もしています。 1つは「BBプラザ美術館」ですが、ここは規模が小さくて、この美術館のためだけに出かけるのは億劫です。(^-^;) もう1つは「兵庫県立美術館」の「コレクション展」ですが、これもこのためだけというのはもったいない気がします。 この2つは徒歩5分ほどの距離なので、こういうときに同時に行くと、のんびり見られます。 特に、「兵庫県立美術館」は今は特別展をしていないので、こういうときはすいているはずです。 さらに、「BBプラザ美術館」で今やっている「T氏コレクション展-内外の近現代絵画と彫刻たち-」という展覧会は、前期と後期に分かれていて、まったく作品が入れ替わり、個人的には圧倒的に後期が好みなので、今週から始まった後期に合わせて行きました。 「T氏」というのが誰なのかよくわからないのですが、チラシによると、「T氏コレクションとは、近畿在住の蒐集家T氏が長年に亘り集めた内外の近現代の絵画、版画、彫刻、陶芸作品約300点からなるコレクションです」ということです。 そのT氏は「学生時代にはじめて買った画集がクレーだ」そうで、私も思い起こしてみるとダリだったりして、やはりはじめは巨匠から入っていくんですね。 はじめのほうは日本画で、小野竹喬の山の風景画、福田平八郎の‘いかにも’といった感じの3本の竹の絵、山本丘人の木々に囲まれた池の絵などが並んでいました。 福田平八郎の3本の竹はよく見ると色合いが異なります。 「年次」の違いを表しているのだそうです。 山本丘人の木々には金泥と銀泥を混ぜたような色あいが使われていました。(もしかしてプラチナ泥?) 今回の展示のところどころ添えられている文章は、すべて「T氏」によるもののようです。 個人的なエピソードを交えた、なかなかわかりやすい文章ばかりだったと思います。 遠目に見ても誰の作品かわかる、高山辰雄や加山又造らの絵もありました。 後半は西洋画です。 須田国太郎の芍薬の花、岡鹿之助の栗のいがの絵といった小ぶりの作品が並んでいました。 彫刻では、砂の聖書で有名な荒木高子の作品『PROJECT BIBLE』がありました。 これは陶器でした。 奥には、中川一政の薔薇、絹谷幸二の舞台の人の絵がありました。 このあたりはここ数年で知った画家ですが、筆使いや画風に特徴があって、判別できるようになりました。 菅井汲の比較的初期の作品や、元永定正のガラスに描いた作品もありました。 津高和一は、キャプションによると、「阪神淡路大震災により逝去」となっていました。 ・・・知りませんでした。。。 非常に狭い美術館(・・・「兵庫県立美術館」の「コレクション展示室」の1部屋ぐらい)なので、ゆっくり見ても40分で一通り終わりました。 作品群が悪くないだけに、同じような作品をこの2倍ぐらい見たいと思いました。 続いて、「兵庫県立美術館」に行きました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年09月27日 22時27分51秒
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