247964 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

橋本健二の読書日記&音盤日記

橋本健二の読書日記&音盤日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

Szell

Szell

カレンダー

カテゴリ

日記/記事の投稿

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2007年09月04日
XML
カテゴリ:世相・風俗
 日本企業のビジネスマナーについて研究してきた米国人の団体が、日本で働く米国人ビジネスマンのためにまとめた本だか、これがとびきり面白い日本文化論になっている。日本のビジネス界は、彼らにとっては驚きの連続だ。接待の場所や、料理・酒の選択、席次の決定など、あらゆるところで会社の格と系列、接待相手の社内での地位を考慮しなければならない。「私たちのビジネス社会の習慣とはまったく遊離した、不思議な国の不思議なでき事」というわけである。「献酒献杯のタイミング」などは、私だってよく分からないけれど。「酒は多数の好みに合わせる」というのは、ありそうな話である。大手銀行の役員が、「各企業のトップ、官界、政・財界あわせて三千名くらい」の名前と地位を記憶しているというのは、日本人でも驚く。それとも、ビジネスマンにとっては常識なのだろうか。「OLとの交際」で、いろいろ注意を促した後に「なにしろ彼女たちの情報伝達能力は、通信衛星にも匹敵するのであるから」とあるのは笑わせる。今なら、インターネットだろう。20年以上前の本だから、実態に合わない部分もあるだろうけれど、基本は変わっていないのではないだろうか。品切れだが、古書で容易に手に入る。

ボストン研修協会『おじぎと盃』





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007年09月06日 14時49分17秒
[世相・風俗] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.