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カテゴリ:政治・行政
今日、麻生内閣が発足する。差別発言にみられる人権感覚の問題と並んで、忘れてはならないのは、麻生家の朝鮮人強制連行・強制労働への関与である。
麻生家は筑豊地域に多くの炭坑を所有していたが、ここに強制連行されて働いていた朝鮮人は、1万人を超える。当時の炭坑では、重労働や事故による死者が多かった。朝鮮人は採炭現場の重労働に配置され、日本人は比較的軽い労働に配置されることが多かったから、死者は多数に上ったはずである。もちろん、麻生太郎は当時まだ子どもだが、こうして富を蓄積した会社を引き継ぎ、これをバックに政治家になったわけだから、責任も引き継がれたと考えなければならない。 しかし本人は、創氏改名について「朝鮮の人たちが名字をくれといったのがそもそもの始まり」「ハングル文字は日本人が教えた」などとした問題発言にみられるように、歴史認識に重大な問題を抱えている。 『週刊ポスト』の記事は、この点をきちんと伝えている。ちなみに今日24日の『毎日新聞』2面の「発信箱」という記事でもこの問題が取り上げられ、「筑豊には日本の繁栄と衰退、そして忘れることのできない暗い過去が刻まれている。その重みを担わねばならない戦後30人目の首相が、ここから生まれる」と書かれている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年09月24日 09時54分19秒
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