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橋本健二の読書日記&音盤日記

橋本健二の読書日記&音盤日記

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酒・居酒屋・グルメ

2009年03月14日
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 居酒屋ムック「古典酒場」の第六号が出た。表紙のデザインが変わったので、書店で探すときはご注意。今回のテーマは「山手線酒場」で、大崎、五反田、駒込、田端など、ふだん行かないような駅の近くの居酒屋がいろいろ紹介されている。

 必見は特集冒頭の「一日で何駅呑めるかな? 目指せ全29駅はしご酒」で、倉嶋編集長が山手線全駅の居酒屋を一日で制覇しようと試みた記録。結局、19駅で沈没したというが、その根性は立派。沈没したところの写真まで載っている。この人、美人でキャラが明るいので、今回を機に、もっと前面に出ていいのでは?

 さて、その遺志を継いで、全駅制覇を達成しようという人はいませんか。かなりの数の駅を、ビール小瓶と酎ハイ一杯でやり過ごせば、何とか達成できるかも。

 ちなみに私も、恒例の座談会で登場しています。


古典酒場(vol.6)






最終更新日  2009年03月14日 07時55分10秒


2009年01月15日
 居酒屋本にも、トレンドがある。地酒ブームが始まったころは、地酒をいろいろ揃えたのがいい居酒屋だとされ、銘酒居酒屋の紹介が多かった。太田和彦氏が登場してからは、居心地の良さや伝統が重んじられるようになった。景気がよかった時期には、懐石風の良質の料理を出すグルメ居酒屋を紹介する本が増えた。

 そして最近は、下町酒場や立ち飲みなど、大衆的な店を紹介する本が受けている。本書も、この最新の流れに沿ったもので、有楽町、新橋、神田・上野、渋谷と都心を一回りした後、高円寺、吉祥寺と中央線へ向かう。最後には番外編として、思い出横丁、OK横丁、ハモニカ横丁など、ヤミ市起源の飲食店街の紹介が。ガード下ではないけれど、同類とみなされているわけだ。というわけで、私好みの店が満載。

歌が聞こえてくる東京ガード下酒場






最終更新日  2009年01月15日 12時11分15秒
2008年12月29日
 かつて毎日新聞社から出版された単行本に、大幅加筆して文庫化された。原著は、今日では花盛りの各種居酒屋本の元祖とでもいうべきもので、私も大いに参考にさせていただいたもの。とくに、客の社会的構成を服装から読み解くという手法は、ここから着想を得ている。

 本書は、酒と居酒屋の歴史や、文学史の中の酒と居酒屋にも多くのページを割き、とくに俳句に関する部分は、今日まで他の追随を許さない。東京のすぐれた居酒屋を紹介した部分は、新たに取材して修正と追加がされていて、ガイドブックとしても役立つ。

 膨大な内容だけに、十分アップデートできていない部分もないではないが、ここまでやってくれれば文句はない。居酒屋好き必携である。

居酒屋礼讃






最終更新日  2009年01月07日 15時36分40秒
2008年12月20日
 著者は墨田区に生まれ、大学で造園学を専攻し、長年にわたって自治体で都市計画に携わった人物。退職後はエッセイストとなり、『TOKYO 老舗・古町・お忍び散歩』『東京本遊覧記』などの著書がある。当代一の、東京街歩きの達人の一人といっていい。この著者が、煮込み酒場について書いたというのだから、読まないわけにはいかない。

 巡り歩くのは、阿佐ヶ谷から始まって、小岩、新橋、浅草、赤羽、北千住と続き、だんだんディープ下町へと入りこんで三ノ輪、立石、八広などと続く。街歩きの楽しさと、大衆酒場でのくつろぎが一体となった、希有な本。居酒屋好きなら、必読である。


東京煮込み横丁評判記






最終更新日  2008年12月20日 08時51分45秒
2008年12月11日
 この夏、アイラ島へ行って、何カ所かのディスティラリーを見学してきた。もともとアイレイウイスキーは好きだったのだが、それ以来ますます好きになり、今では食後から寝るまでの間の酒は、たいがいウイスキーである。ロックでなめるように飲む。これまでは、のんべんだらりとビールやら酎ハイやらを飲み続けていたから、酒量もだいぶ減ったようで、なかなか健康的だ。

 これは村上春樹が、妻の村上陽子さんとともにウイスキーを求めてを旅した記録。写真は、陽子さんによるものである。前半はアイル島のアイレイモルト、後半はアイルランドのアイリッシュだが、前半の方がずっと出来がいい。生ガキにアイレイモルトをかけて食べる話は垂涎もので、先日実際にやってみたが、たしかにいい食べ方である。「子供が生まれると、人々はウイスキーで祝杯をあげる。人が死ぬと、人々は黙してウイスキーのグラスを空ける。それがアイラ島である」という締めくくりも、気が利いている。

 現在は文庫も出ているが、こういう本は大きなサイズで読みたいものである。


村上春樹『もし僕らのことばがウイスキーであったなら』







最終更新日  2008年12月11日 09時08分46秒
2008年12月04日
 居酒屋ムック『古典酒場』の、これまで発行された5冊の総集編ともいうべき居酒屋ガイドブック。ホッピーと酎ハイ、もつ焼きと煮込み系の下町大衆酒場を中心に、多数の店を紹介している。A4版と大きいので、開いて歩き回るには向かないが、飲みながら読むにはちょうどいい。

 全体は都心部エリア、東東京エリア、西東京エリア、南東京エリアと4つのセクションに分かれているのだが、下町大衆酒場が中心だけに普通の分け方だと東東京ばかりになってしまう。このため、赤羽や十条までが西東京に含められてしまっている。南東京など、わずか6軒だ。この構成からも、本書のスタンスがよくわかるというものである。

 巻末には例の「居酒屋通ブログ5人衆」おすすめの居酒屋リストがあり、私も登場している。


東京銘酒肴酒場






最終更新日  2008年12月04日 15時30分31秒
2008年12月01日
 光文社のミドル男性向け生活誌だが、最新号の「旬の銀座」という欄に登場している。毎月、画廊やレストラン、バーなど、銀座のスポットを紹介する一ページの記事だが、今回は私が銀座の居酒屋について語ったものを、ライターさんがまとめてくれた。たとえば、こんな具合である。

「お洒落な店が現れては消えていく銀座にあって、名店と呼ばれる居酒屋には何十年も続いている店が多い。戦前から現代まで変らない銀座を代表しているのは、デパート、呉服屋、道具屋、料理屋などですが、居酒屋もそれに近いくらいの歴史で、銀座の柱の一つになっていると思います。」

 1ページだけなので、書店で立ち読みでもしてください。


BRIO (ブリオ) 2009年 01月号 [雑誌]






最終更新日  2008年12月01日 14時31分33秒
2008年11月28日
 なぎら健壱が、古き時代の雰囲気を色濃く残し、いつ滅びるかわからない(ように思わせる)食堂・喫茶店・酒場を巡り歩くという、雑誌連載の単行本化。赤羽「まるます家」の女性店員たちがずらりと並んだ、表紙の写真が素晴らしい。奥には、なぎら健壱が何ともいえない笑顔を見せている。

 昼間に大衆食堂を巡り歩きビールを飲むというのは、自由業の特権で、なかなか真似ができない。ヒマになってらやってみたいものである。吉原の「桜なべ 中江」、森下の「はやふね食堂」は、ぜひ行ってみたい。

 かつては日雇い労働者でいっぱいだった新宿の「食堂長野屋」のおかみは、「バブルがはじけたら、みんなホームレスになっちゃった」という。歴史のある安くていい店がなくなってしまう一因は、ここにある。私の老後まで、健在でいてほしいものである。


絶滅食堂で逢いましょう






最終更新日  2008年11月28日 09時24分25秒
2008年11月27日
 東京の日本料理では最高峰ともいわれる、新橋・京味のご主人が、家庭で作ることのできるお総菜を中心に解説した本で、かなり評判になっている。

 レシピはシンプルで、理にかなっている。さっそく2種類ほど作ってみたが、レシピどおりにすると、意外に味が濃い。料理の初心者は、味付けがなかなか決まらず、調味料を追加しているうちについ濃すぎる味付けになってしまうように思う。少し料理を覚えてくると、今度は味が濃すぎになるのを避けるあまり、薄味になりすぎるようだ(私がそうだ)。潔く適量の調味料を一度に加え、旨みを引き出すということか。

 しかし、そもそも京味で使っているものとは素材の質が違うだろうから、これで良いのかという疑問も残る。もう少し、いろいろ作ってみよう。


日本のおかず






最終更新日  2008年11月27日 08時23分26秒
2008年11月20日
 先日23巻を手に入れて読んだばかりだが、今度は24巻が出た。今回も13のストーリーを収めているが、酒に関するうんちくを生かした、おしゃれで知的な雰囲気のものが多い。

 「島育ち」──登場するのは、「ザ・シックス・アイル」というウイスキー。スコットランドの6つの島のモルトをブレンドしたとは、それだけでも飲んでみたくなる。飲み屋街の描写が素晴らしい。

 「ラベルの謎」──「ラフロイグ 田中屋オリジナル」とは……。ぜひ手に入れたいものである。

 「ショットガン・ウェディング」──「1+1=3」で、できちゃった婚の乾杯酒とは。これは、古谷三敏の発想の勝利である。


BARレモン・ハート(24)






最終更新日  2008年11月20日 10時59分33秒

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