(宮沢賢治 著)生徒諸君に寄せる(断章1)(農学校教師の仕事について)
この詩は、宮沢賢治が、稗貫(花巻)農学校時代を思い返して、当時の生徒に向けて作ったものと思われます。
座学に実習に忙しい農学校教師の仕事で疲れないわけはありません。しかし、「疲れをおぼえたことはない」と断言するところに、熱心に楽しんで農業教育に取り組んだ賢治の気持ちが伝わります。
文部省が学校演劇禁止令を出したり、校長が替わるなど、自由な教育ができなくなり教師を辞めざるをえなくなったことは残念です。
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生徒諸君に寄せる(断章一)
この四ヶ年が
わたくしにどんなに楽しかったか
わたくしは毎日を
鳥のやうに教室でうたってくらした
誓って云ふが
わたくしはこの仕事で
疲れをおぼえたことはない