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2021.02.14
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カテゴリ:石灰工場時代
(本文開始)
 「農業合理化の尖端に!!
稲作麦作養蚕いづれにもいかにも適順な気候で同慶の至りであります。かくこうも啼いて大豆を播くころになりましたが石灰はご用意でありませうか。私ども製作の炭酸石灰は木灰或は燐酸と混じ乃至直接に種子に接触せしめて何等の害なく効果は全育成期に通じます。大豆をよく作ることは単に収量を増すばかりでなく又地味を肥す結果ともなりますのでぜひご使用をねがひます。直接の石灰肥料間接の燐酸及加里肥料たる炭酸石灰を!」
(本文終了)

1930年(昭和5年)5月17日、宮沢賢治は、東北砕石工場長鈴木東蔵の求めに応じて、炭酸石灰の広告文案を送っています。(書簡266)。こうした手紙を中心とした技術的助言を続けたのち、1931(昭和6)年2月に正式に技師として就任することになります。


カッコウという鳥はよく賢治の作品に登場しますが、技術資料にまで、出てくるのは面白い感じがします。「カッコウが鳴いて大豆をまく季節になりました」なんて挨拶したら、現代でも風流でいいと思います。

また、間接のリン酸及びカリ肥料、という表現は、石灰のpH改良効果によって、大豆がこれらの成分を吸収しやすくなることを示していると考えられます。

現代でも、石灰が大豆の収量向上に効果があることは知られています。前回、投稿した現代の研究成果です。

「大豆の安定生産のための土壌pH改良効果」
https://plaza.rakuten.co.jp/kenjitonou/diary/202102130000/

#宮沢賢治 #鈴木東蔵 #東北砕石工場 #大豆 #石灰 #肥料 #肥料設計 #肥料相談 #書簡266 #広告







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最終更新日  2021.02.14 04:16:17
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