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カテゴリ:宮沢賢治と花巻温泉の華やかな愛憎
宮沢賢治と花巻温泉の愛憎関係について、考えています。
深澤あかね氏「近代化過程における地方都市商業者の関わり―岩手県花巻地方のインフラ整備を中心に―」 https://ci.nii.ac.jp/naid/120000781901/ 上記論文によりますと、宮澤善治(賢治の祖父(母の父))は、花巻電鉄の前身、温泉軌道株式会社が1918(大正7)年に設立されたときの常務取締役で、第3位の358株の大株主でした。また、賢治の父、宮澤政次郎も監査役で、48株の株主でした。 いっぽう、盛岡の金田一勝定が社長で600株で第1位の大株主でした。 さらに金田一財閥の比重が増して、花巻温泉電気鉄道株式会社となり、金田一国士が社長となった1926(大正15)年には、宮澤善治も宮澤政次郎も役員を退き、株も手放していました。 このあたりに盛岡と花巻の主導権争いがあり、それを脇で見ていた賢治の、花巻温泉にたいする複雑な感情をさらに刺激した可能性もあると思いました。 画像は楽天アフィリエイトです。 #宮沢賢治 #花巻温泉 #花巻電鉄 #金田一国士 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.04.24 03:54:44
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