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賢治と農

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2021.06.29
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カテゴリ:羅須地人協会時代
前回は、「三原 第一部」をご紹介しました。
https://plaza.rakuten.co.jp/kenjitonou/diary/202106280000/

「三原 第二部」は、伊豆大島に農芸学校を計画中の友人伊藤七雄に招かれた賢治の栽培学講義です。

冒頭は、伊豆大島の畑の土壌に関する解説です。
火山灰が気層でふるいわけられ、粒径がそろった火山灰土壌のもととなる、という、賢治ならではの壮大な表現がみられます。

また、土壌分析の機械や薬品が高価だった時代ですので、作物の生育から、土壌の肥料成分を推定しています。

(本文開始)
     三原 第二部

         一九二八、六、一四、

かういふ土ははだしがちゃうどいゝのです
噴かれた灰が・・・のメソッドとかいふやうなもので
気層のなかですっかり篩ひわけられたので
こゝらはいちめんちゃうど手頃な半ミリ以下になってゐて
礫もなければあんまり多くの膠質体もないのです
それで腐植も適量にあり
荳科のものがひとりで大へん育つところを考へますと
石灰なども決して少くないやうすです
燐酸の方はこれからだんだんわかります

(本文以下、略)

次回も、「三原 第二部」をご紹介します。干ばつ対策と、よりよい発芽についての賢治先生の講義です。




#宮沢賢治 #伊豆大島 #伊藤七雄 #三原 #第二部 #石灰 #リン酸



 

 





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最終更新日  2021.06.29 03:59:12
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