2006/10/13(金)23:50
カンブリア宮殿 ~日本の営業を変えた男
TV東京系の番組「カンブリア宮殿」を見ての感想、キーワードを
記載していきます。
ソフトブレーン株式会社 創業者 宋文洲氏
【今夜の一言】
社員が必死になって結果を出しても喜ばない。
社員を楽させながら成果を出せるのが嬉しい
【対談からのキーワード】
ソフトブレーン創業者 宋文洲氏
創業13年で東証一部上場企業に。
1963年 中華人民共和国山東省生まれ。
●オフィスはフリーアクセス。
・ひとりに1つロッカー
・2日連続で同じところに座ってはいけないというルール
・部署の壁、精神的な壁がない
・社員の声
・開放的で仕事がやりやすい
・仕事の関わりがない人ととも話ができていい
●宋氏の歴史
文化大革命で迫害され、家族で中国を転々とする。
1985年日本へ。北海道大学大学院に留学。
1989年に天安門事件で中国に帰れず。
学生時代に開発した土木計算ソフトを営業。
1992年にソフトブレーンを設立。
営業支援ソフトを開発。
2005年売上高35億円。
43歳で会長を退任。
会社の社長を14年やった。
東証一部に上場はしたが、もっと大きくするには別な才能が必要。
文化大革命で転々とする生活をする。
お母さんにがんばりなさいといわれたことはない。
●営業支援ソフト
よくある営業日報は、営業マンの都合のいいように文章が書いてある、
そうではなく、事実、データを知りたい。そういうソフトが必要。
営業は、売るのが目的ではなく、お客さんを知ることが大切。
書かないでポイントを押さえる。
●日本のビジネスの問題点
1)会議のムダ
・分厚い会議資料。徹夜で資料を作る。
・根性と経験で勝負。何も決まらない。で明日も会議
→ソフトブレーンでは・・・
フリーアクセスなので、必要ならばその近くにみんなが座る。
2)ハンコのムダ
・決裁印が多い
→全てネット上で行なう。紙がない。
3)残業のムダ
・残業は美徳
・上司が帰らないから帰らない
・残業のため昼間に仕事をサボる
・長くいるとがんばっているという錯覚。早く帰るとサボっているという誤解。
→17:15に電気が半分消える。帰らないとという気になる。
役職は関係がない。
●日本が元気になるには?
差異をなくそうをしたから活力がなくなった。
所得の格差は、適切なものならあってもいい。
みんながやるからやるというのではなく、異なるものがいいという社会にする。
みんなと違う方向を向けばチャンスがある。
違うことをコンプレックスに思わず、チャンスにする。楽しむ。
そうすれば、もっと豊かになり、活気が出ると思う。
●達成感
お客さんに提供したソフト、アドバイスによって、
残業が減った、業績がよかったというが嬉しい。
「必死」にやる、は「必ず死ぬ」と書く。
必死じゃなく、社員に楽させながら業績を上げるのがいい。
【質疑】
Q:日本の営業の現場を人材育成の観点でみるとどうですか?
A:日本は人材育成は熱心じゃない。その人の人生を無視して会社のことしか考えていない。
沢山いるのに使えていない。
異なる才能が発揮できるようにしないといけない。
残業を減らし、17:30以降に勉強してほしい。
Q:逆に日本の営業のいいところは?
A:チームワークのよさ。
例えば、同僚がクレーム処理にお客さんのところにいっているのに、
先に帰れない、ということ。
【ケンジャの感想】
当社も1年ほど前からフリーアクセスにしています。
でも、固定されていますね。ペーパーレスになっただけ。
毎日動いてみようかと思います。
人と違うことって、子供頃にいじめられたり、おちょくられたりして、
いけないことだと思ってしまいます。それがトラウマになって、大きくなっても
人と違うことがいけないことだと日本では思ってしまうのではないでしょうか。
例えば、野球のイチローなんかは、きっと”普通”と比較すると、変人なんだろうと
思います。でも明らかに人と違うことをしている人が、成功者となる。
みなさんも人と違うところを大事にして、そこをどんどん強くしていってください。