2006/04/09(日)09:57
クレーム 「先生 やっぱり痛いです!」
前回に施術で帰るときは、ニコニコ笑顔で帰られた女性。
しかし2回目の来院時には、神妙な顔つきで来院してきた。
前にブログで紹介した五十肩の女性の話し。
1回目の施術を終えると、横方向へ水平以上に腕を上げると痛んだ肩は、真上まで上げて痛みが発生するようになった。
腕を後ろに廻すと、すぐに痛みが出たのが、後ろへ大きく腕が動くようになった。
そして2回目の来院ですが、何故かやたら神妙な顔つきだった。
椅子に座って頂き「痛みの感じはいかがですか?」と質問すると・・・
患者さんは「先生、痛みが消えたのは、その日の夕方まででした」と言う。
私は予め、痛みが1回で消えることは無いですよと説明していたが、患者さんは少しガックリしているらしい。
私も内心「随分戻りが早いな」と思う。
気を取り直して検査を始める。
腕を水平に上げてもらう。
す~と真上まで腕が上がると「ここで痛みがあるんですよね」と説明してくれる。
私が「この前は水平で痛みましたよね?」と投げかけると、はっとして「あれやだわ」と改善したままの状態に気がつく。
今度は後ろに腕を動かしてもらうと、これも後ろまで腕が廻りきったところで痛みがある。
と言うことはこれも改善したままだ。
本人は可動が大きくなっていることを忘れて、痛みがでる(残っている)ことで、治ってないと思い込んでいるのだ。
これはよくある話しである。
例えば腰や膝や肩など曲げると痛む場合、初めは90度で痛んでいたのが、施術後は120度位まで曲がるようになったする。
この時点で90度から120度まで可動が広り改善された訳だが、本人にしてみれば痛みが有るので良くなったことに気がつかない(認めない)ことがある。
きちんと説明はするので、多くの患者さんは理解してくれるのだが、日常生活に戻って痛みが気になりだすと、元に戻ったと思い込んでしまう。
これは私に説明責任があるので、わかりやすく例を示して説明する必要がある。
有る意味、ここが私の一番重要な時間かもしれない。
この患者さんは、施術前の検査で上記の改善具合と施術効果は理解して頂けた。
そして2回目の施術で100%痛みが消えた。
今度は腕をどの方角に動かしても痛みがない。
これには私もビックリ。
来たときの神妙な顔付きは、晴れ晴れとした顔に変わっていた。
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