2007/07/08(日)13:49
プロゴルファーの坐骨神経痛
真っ赤なスポーツカーで来院された男性は、お洒落なゴルフルックで決めています。
主訴は左足の坐骨神経痛で、カルテの職業の欄をみると、プロゴルファーと書いてありました。
昨年はJリーグの選手が坐骨神経痛で見えましたが、これでプロのスポーツ選手は二人目となりました。
七年前に左足が痛み出し、五年前に病院で坐骨神経痛と診断されたそうです。
丁度その頃プロ試験に合格し、晴れてプロゴルファーとしての人生を、歩み始めた年の出来事でした。
その後痛みと痺れは消えることなく、今に至ったそうです。
ティーアップするために前屈みになる動作と、ショットする時の腰の回転の時に、100%痛みが再現されます。
試しにその動作をしてもらうと、何回やっても痛みがでます。
検査から始まり、体を触ると体に疲れが溜まっている事が、なんとなく伝わってきます。
明らかに睡眠不足で、お風呂の湯船に浸かっていない体をしてます。
体幹を整えて、筋肉の緊張を取り除くこと約30分。
全ての施術を終えて、今まで痛みを発症していた動きをしてもらいます。
ティーアップする動き、腰を回転させてのショット。
一回・二回・三回・・・
顔に一瞬?の表情のあと、嬉しそうにニヤっとした顔が全てを物語っています。
何年も消えることが無かった、左足の痛みが完全に消えていたのです。
嬉しそうに何度も何度もスイングのシャドーをする男性は、「!あれ!ほんとに!うそでしょ」を何度も何度も呟きます。
月曜日からツアーに参加するそうです。
結果がとても楽しみだと言って、明日も予約を入れて帰って行きました。