2007/07/12(木)16:48
先天性の股関節障害への希望 2
6月15日投稿の続き
生まれつき左股関節が悪く、生後直ぐに大手術を受けた20代の女性は、ホームページを見て当院に来院して来ました。
週二回のペースで通院しています。
家から当院まで、クルマで片道1時間掛かるので、週二回とは言え結構大変なようです。
3年前から再発症した左股関節の痛みは、病院では「温存療法で様子をみましょう」と言われたきり、特に何か治療される訳ではなく、ただただ痛みを我慢してきました。
私が始めにおこなった施術は、大腿の筋肉を緩め、股関節周辺の緊張を取り除きました。
ただそれだけです。
時間にして10分~15分位だったと思います。
そして痛みは消えました。
本当にそれだけで痛みが消えたのです。
実は他の手法を考えたのですが、股関節の可動がないため、余り無理な施術は逆効果かと思い、大腿の横引法と股関節周辺の静圧法でやめてみました。
3日後に来たときのカルテに、こう書いてあります。
「痛み戻りなし」と。
これはこの3日間、痛みが戻っていないという事を書いたのです。
それから定期的な通院で、痛みは無理をして動き回らない限り、殆んど感じる事がなくなったのです。
股関節の可動も広がってきたので、試みる手法も多くなって来ました。
そして大きな変化があらわれました。
それは立ち姿の変化です。
この二枚の写真は一番初めに来た時の写真です。
これは後ろ姿
これは正面からの写真
施術を初めて二ヵ月後の写真になります。
私のパソコン操作が未熟なため、写真の大きさが違うので分かりにくいかも知れませんが、明らかに真っ直ぐに立てるようになりました。
彼氏も「最近真っ直ぐになったよね」と、誉めてくれるそうです。
現在もまだ通院中ですが、その先には希望が見えてきました。
諦めなければ体は元気になる。
彼女は素晴らしい感動と確信を、私に与えてくれました。
そして私の中でも記憶に残るであろう、この素晴らしい施術のチャンスを与えてくれた、運命に素直に感謝致します。