2007/12/19(水)15:51
手術を検討している変形股関節症の症例
腰痛でこられた60代の女性。
今年に入ってから、慢性の腰痛が酷くなり、最近では家事仕事も辛くなって来た。
そんなお母さんを、見かねた息子さんが、当院に連れてきてくれました。
問診表を書いてもらったところ、右の股関節が変形性股関節症と記載されていました。
聞いてみると、数年前から痛み出し、半年前に整形外科で診てもらったところ、変形性股関節症と診断されたそうです。
痛みもそうですが、だんだん股関節の可動範囲が狭まって来るのが、自分で分かるそうで、このままでは来年あたり、人工股関節を入れる手術をする可能性が高いと言われ、心配で仕方が無いそうです。
それならばと、変形性股関節症の原因と回復症例を説明して、腰とあわせて施術をおこなう事にしました。
腰痛そのものは、基幹の型を終える頃には、既に痛みは消えていました。
むしろ股関節へのアプローチが、メインになってしまいました。
仰向けに寝た状態で、右ヒザを立てて横に倒すと殆ど倒れない。
半年前には、もっと倒れていたそうです。
症状の進行中!
時間にして約10分。
可動が狭かった股関節も、嘘のように動くようになりました。
二日後の二回目の施術に来たときに、腰と股関節の症状を聞くと、腰は台所仕事をして立っていると痛みがでるが、それ以外は気にならなくなりました。
股関節の方は、この二日間は痛みを感じなかったそうです。
これで変形性股関節症が治った訳ではないですが、手術しなくても済む可能性が出てきました。
それから二週間の間に、五回の施術を続けたところ、腰も股関節も痛みむ事も無く、日常生活で不便を感じる事も無くなったと嬉しそうに話してくれました。
これからも定期的に施術を続けて、手術を回避したいと希望をもたれてます。
この療法にめぐり合えて、本当に良かったと出会いに感謝した症例でした。