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カテゴリ:不動産
子供の頃は少年探偵団に憧れていたケンきちです
今日も高らかに鳴らして行きましょう ↓ 人気ブログランキング ゲテモノさんが探偵について書いてたのを見て思い出しました これは先日のシリーズの中で実際にあったお話です その1はこちら その2はこちら その3はこちら その4はこちら その5はこちら その6はこちら この土地は戦前に祖父が工場用地として購入しました 購入後も所有権移転の登記をしないで使い続けて 戦後祖父が急逝してから10年以上経ってから発覚 残された遺族があわてて共有名義で登記したことで どうにもならない土地が完成しました その土地には戦前に設定された根抵当権が存在していました 債権極度額 3万3000円 根抵当権者 A木材株式会社 どうも祖父が土地を買った時の売主様が こちらのA木材から借入をしていたようで 祖父は土地の購入後も抵当権抹消手続きをせず そのまま放置されていたようです(;^ω^) そんなドジっ子属性の祖父ですが一族の中では 伝説の創業者としてレジェンド超人級の扱いです 父も以前からこの根抵当の存在は認識しており 昔先方の社長さんと話をしてその時には協力するからと ありがたいお言葉もいただいていると言います まずは法人の登記簿をと思い法務局へ行った時に事件発生 この法人は存在しません え?何言ってんの このままじゃ抹消手続きできないじゃん(;・∀・) 父が話をしたというA木材は確かに存在するのです しかしよく見ると双方の住所が違います 現存して事業も行っているA木材 根抵当権者としてのみ存在する謎のA木材 と言っても2つの法人の住所はすぐ近所です 同一名称で所在地が違う法人が2つ 70年の間に一体何が起こったのか? そこでまず古地図を調べてみました すると登記簿に記載されている住所に 謎のA木材は確かに存在しています その後も探偵ごっこは続きますが長くなるので割愛 結論から言いますと 大日本帝国の仕業 当時は戦争真っ只中 物資は戦の生命線です 大事な物資を扱う法人はお上の管理下にあった訳です 終戦後日本軍の解体と共に管理下の法人も解体 その後同じ名称で新たな法人を立ち上げたため 同一名称で所在地が別の2つの法人が存在したという訳です 結局手続きは自体は自分でやるには難易度が高かったので 司法書士の先生にお願いしました 元金と70年分の利息を単利で供託 その後はサクッと抹消手続きをして完了 トータルで数十万のキャッシュアウトです(´;ω;`) 終わってみればどうと言うことのないお話でしたが 土地には歴史もドラマもあるんだなと感じた次第です 相変わらずまったく需要のなさそうな話でしたが 皆さん残された子孫に苦労させたくなかったら 登記はちゃんとしよう(๑•̀ㅂ•́)و✧ エンディングのドラもどうぞw ↓ 人気ブログランキング 最後まで読んでいただきありがとうございました。 #不動産 #大家 #探偵 #根抵当権 #抹消手続き #共有 #所有権移転 #大日本帝国 #登記簿 #供託 #単利 #複利 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.06.12 18:00:02
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