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ココ の ブログ

飾り棚の上のココ(2)



飾り棚の上のココ(2)

 アメショウ(アメリカン・ショートヘア)が古くから日本に居るといっても最近のことだ。精々この20年ぐらいなもので30年にもならない。それなのに、江戸末期の明治維新の頃のドラマ「坂本竜馬」に高知の村に出て来るので笑ってしまった。NHKともあろうものが時代考証もせず只単に猫を数匹点景として出演させるのに、わざわざアメショウを出すのだ。多分、レンタル店に和猫が不足していたのだろう。元々和猫はトラか三毛が主流で黒も数パーセント居る程度だった。それも尻尾の細いものか、短く鍵型になっているもので、決して太いものは居なかった。尻尾の太いのは洋猫の類である。

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アメショウ(隣家のアメリカン・ショートヘア種のモモ)

 NHKのドラマには三匹の猫が出ていて、その内、三毛は一匹で、他の一匹の黄土色トラの尻尾は太かった。つまり三匹の猫の内、二匹が洋猫か混血種だった訳だ。単に猫が居る風景を撮りたかっただけで簡単に考えたのだろうが猫に興味のある人には滑稽に観えた筈だった。幾ら着物姿にブーツを履いた姿が有名な主人公でも、その頃は草鞋(わらじ)か草履(ぞうり)か下駄の生活である。最近の時代劇の時代考証は出鱈目と思って間違いない。単なるテレビ・ドラマなのだから何も目くじらを立ててアラ探しをしなくても良いではないかと想う人も居るだろう。確かにそうかも知れない。しかし、それは民放の場合にだけ言えることである。

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台所の棚の上のココ

 何故ならNHKは年間2万6千円以上もの視聴料を全国民所帯から取っているのだ。それを都合よく忘れているのではないだろうか。更に国から高額の補助金を貰いながら、それで商売をしておいて役員を始めアナウンサーや技術者に至るまで高給を取っているのだ。国営放送なら国家公務員ということになり税金で養うのが当然だろうが、公務員でも無いのに、さも国民の味方のような顔をしておきながら裏側では公務員のような待遇のもと、横柄な態度をとっている。金の使用方法にも大いに疑問があるとして叩かれているにも関わらず平気な顔で表面的には神妙な顔をする。まるで破たんした日本航空と何ら変わらない。

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室外機の棚の上のココ

 要するに身分が保証された組織に所属すると人間は怠惰に成り、更に待遇を良くしたくなり様々な画策を考えるものなのだ。官僚や政治家がそうだ。警察でさえもそうだ。言わば公徳心なんてものは表看板で裏ではギラギラした私利私欲がうごめいている。与党も野党もそういう意味では同じである。権力闘争で勝った側は敗者にこれ見よがしに与党の力を誇示する。国民は三つの立場(与党側、野党側、ノンポリ側)のどれかに立ち、自分に有利な見方をする。マスコミは羞恥心もなく勿論正義感もなく、ヘラヘラと権力の確定した側に付く。今は民主党が権力者に成ったばかりだから様子観をしながら旧勢力との蜜月時代が懐かしいだけにアメリカ側に立って政府叩きを繰り返しているだけなのだ。(つづく)

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