814738 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ココ の ブログ

陰陽五行(2)

陰陽五行(2)

 ボクの場合、親切心から相手の運勢を占いで観て、良い結果が出れば慢心せず注意しながら進むように伝え、悪い結果が出れば励まし、時期を待つように言ったのが一般的だったが、余りにも期待されると重荷になる場合があった。運勢というのは世の中の流れにその人の潜在能力が上手く乗れる状態が運勢が良いというのであって、上手く乗れない場合が冬眠期であるとするのである。何もせず唯ジッとしていて運勢が良く成る訳が無いのだ。矢張り日頃の努力がものを言うのである。冬に花が咲く植物もあれば枯れたようにジッと越冬する植物もあるのである。タイミングが合えば開花するものであるから、時期を誤らない事である。つまり自己を知る事である。それも分からず良い事ばかり望んでも無理というものである。

1.五行(水)1.五行の水のカード。

 但し、占いで観る範囲を軽いものに限定しておいた方が観る方も観られる方も楽である。下手に何でも求めに応じて観てしまうと人生の指針まで言ってしまう事になり、責任は別にしても悔いを残す事になるからだ。神でも無いのに人の人生を告げるという重大な事を軽々に行うべきではないのは当然にしても、少なくとも暗示を与えて人生が良く成る方向を示すのなら許されるだろう。人には癖や個性があるのだ。様々な人間が居て、様々な社会情勢があるのだから、それに合っている場合は波に乗って時代の寵児になれる事もあれば不運な場合もあるのである。浮き沈みは人の人生には付きものである。波があって当然なのだ。

2.五行(木)2.五行の木のカード。

 それを上手く使ったり改善する事で幸せに成れるなら大いに喜ばれるだろうが、寿命や死期を予測できても決して相手に告げないのが常識というものである。当然、病気の要因や不慮の出来事が起きそうな事は告げておいて注意を喚起するのは良い事に違いない。しかし、それも言い回しが大切である。ストレートに言って相手を落胆させては何にも成らないし返って嫌がられてしまうだろう。占いを観てもらうという事は、その人の心の迷いを方向づけて欲しいという事になるので自信を持つようにアドバイスするのが占いの役割なのだ。闇夜の懐中電灯や転ばぬ先の杖になるべきものだからである。一般的に一番多いのは恋愛運や婚期である。次に健康面と金銭運や仕事である。先の事は分からないものの人間は決意や心根ひとつでどの様な方向にも立ち向かう事が出来る。

3.五行(火)3.五行の火のカード。

 先ず自信を持つ事である。そしてやる気になれば困難な事にも立ち向う事が出来るのである。占いは、だからアドバイスとなるべきものである。アドバイスにもならず嫌味しか言えないのであれば占う資格も意味もない。勿論、教訓めいた事は言っても決して否定はしない事だ。可能性を知らせるのが良い。それで自信を持つ事が出来れば上出来というのもである。五行カードで性格が分かると言ったが、行運(人生の運勢の流れ)は生年月日時で一覧表を作って星(五行)の配置や流れで判断するから、そこに本人の性格や潜在能力を上手く発揮出来るようにアドバイスすれば本人もカードの持つ意味を理解するようになる。カードは自分の人生の周期を知る羅針盤なのである。

4.五行(土 )4.五行の土のカード。

 四季に合わせて種を撒き、雑草を除去し、肥料をやり、芽が出れば虫に喰われぬように用心し、開花し、やがて実がつけば収穫をする一連の流れが人の一生にも当てはまる。しかし、タイミングを間違えると育つものも育たなくなる。人によって早く咲く人も居れば遅く咲く人も居るのだ。夫々の時期というのがあって焦っても大器晩成の人は若い頃は地味なものである。早くから花形になる人も居るが、そういう人は数万人に一人である。世に言うスターは持って生まれた才能だから何時まで維持できるか、もっと伸びて大物になれるかどうかという悩みもある。矢張り人には分からない悩みがあるのだ。

5.五行(金 )5.五行の金のカード。

 占いの基本はどういう方法であれ、これまで述べた考え方が根本だから、それに上手く例え話や事例を添えて分かり易く説明すれば観られる方は納得する。何も魔法や霊感だけが占いではない。直観力は必要だが詐欺師のような下心をもって説明するのはボロが出るものである。訊く方もそれなりの批判力を持っているものだから下手な手練手管の説明よりも人生哲学を述べた方が理解され易いだろう。占いを商売にしている人もそういう基本を守れば信用がつく筈である。当たり外れはあるだろうが、ぬか喜びさせる歯の浮くような言葉は必要がなく誤解を招くだけだ。万物の成りたちにはチャンとした理屈があるのだから、それに従って説明するだけで良いということを忘れない事だ。(つづく)

にほんブログ村 美術ブログ 建築家(芸術家)へ←ブログランキングに参加中です、クリックをどうぞ!


© Rakuten Group, Inc.