2010/03/22(月)01:28
Soft Sunday:Welcome to the Earth, Spring!
暦の上では今日から春。春生まれのせいかは分からないが、花々の
咲き誇るこれからの季節は殊に大好きなのである。
我が家はB&B Loversなのだ。
B&B=Bed & Breakfast
宿泊+朝食の言わばペンションで、どの州に居てもだいたい休みが取れると
どこか探しては休日を過ごすことにしている。
チェックインは3時過ぎで、手続の際コンシアージにピクニックをお願いする。
部屋へ上がるとしばらく休み、だいたい30分程で準備が整うと、場所によっては
部屋に電話がないところもありコンシアージが部屋までその旨伝えに来てくれる。
ピクニック用の大きなバスケットを手渡されると、中にはグラス2本とワイン、
3,4種類のチーズ、ミントのチョコレイト、グレイプなどのフルーツと、ちょうど
夕食にはじゃまにならない程度のサンドウィッチが入っている。
自転車の後ろにバスケットをくくりつけて、ピクニックに出掛ける。
二人乗り自転車は漕ぎづらいが、大型連休以外のリゾート地は道路が混む
ことも殆どなく、のんびりとサイクリングを楽しむことができる。
ところが時折、知らないうちに本気モードで強引に息を合わせてグイグイと進み
まるで自転車レースの強化合宿にでも来ているようになる場合もあったりする。
そして翌朝ベッドから下りると気付くのだ、異様なまでの筋肉痛に。
マサチューセッツのあるB&Bで出会ったPhilly Cheese Steak(フィリー・
チーズ・ステイク)は、マッシュルームが大量に入って最高に美味しかった。
このサンドウィッチ、我が家では何故か4th of July(独立記念日)と3連休の
中日によく食べる。今日もそう。
ビーフ、オニオン、マッシュルームは別々にソルト&ペッパーで焼いただけ。
バタールなどのブレッドにバターは塗らず、アメリカン・チーズ(チェダー)を
溶かしたビーフを乗せるだけ。フィラデルフィア生まれの、US定番サンドウィッチ。
海辺や湖の畔で美味しいサンドウィッチを食べながらゆっくりワインを飲み、
小さなプレイヤーで静かに音楽を聴く、ことができれば良いが、ワインが入って
そのうち大合唱になる。でも良いのだ、見回しても行き交う人などいないのだから。
歌い疲れ、笑い疲れるとやがて、風に漂う波の音や鳥の声が自然と耳に入ってくる。
この時、普段の生活はすっかり記憶の外にあって、心なしかからだが軽いと思える
のがとても不思議だ。
そろそろ日が暮れて、気がつけばボトルも空になっている。帰り道は、
ディナーを食べるレストラントを探しながらまた、二人乗り自転車を漕ぐ。
夕暮れ時のメロウなピクニックを楽しむ、これは大人だけの、春の醍醐味。
春のトワイライト・アワーに欠かせない、こんな音楽も連れて行く。
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