2007/08/20(月)12:40
森下敬一博士の「がん理論」
☆ ガンは「血液の汚れ」 ☆
ガンの正体を一言でいうと、「血液の汚れ」である。
血液に中にガンビールスやその他のビールスが入り込んで汚してしまっている、それ自体がガンなのだ。
すなわち、本当のガンは、一般にガンと呼ばれているオデキを体のの中につくらせた「バックグランド」である、というふうに私は考えている。
血液が汚れてきた時、その人の体の中の一番敏感なウィークポイントに、ガンというオデキができるということなのである。
本人も要求しないのに、ビールスが体の外からいきなり入ってきてガンができる、などということはあり得ない。
ガンというオデキができるのは、目的があってのことだ。
すなわち、血液が汚れてきたのを浄化する、という目的である。
☆ ガン腫は浄血装置なり ☆
そうなると、ガンというオデキは一種の浄血作用をするものである、と解釈しなければならなくなる。
悪魔の創造物であるというのは、考え違いもいいとこで、本当は、ガンというオデキは、その人にとって、まさに救いの女神なのだ。
つまり、血液が汚れてしまって、このままではどうしようもないという時に、ガン腫ができて血液をきれいにする働きをしてくれるわけである。
最近、フランスの学者が、ガンのオデキの中に「抗毒素」が生産され、血液の中に分泌されているということを発見した。
今までは悪魔の創造物だから、切り取るとか、放射線をかけて火傷をさせるとかして、やっつけなければならないと思っていたものが、最近の研究で、ガン細胞は抗毒素を分泌して毒素を中和するばかりか、血液の中に抗毒素を送りこんでいることがわかったわけだから、ヨーロッパのガン学会はあわて始めた。
この問題を解決するためには、ガン腫は浄血装置である、という私の理論をもってこなければならない。
そうでなければ、ガンのオデキの中から抗毒素が分泌されているという事実を、説明することはできない。
浄血装置なら、そのような働きがあって当然だ。
血液の汚れは、毒素が血液の中に入りこむことであって、その毒素は腸の中でつくられる、ということについては前述したが、その結果できるガンとというオデキは浄血装置なのだ。
体というものはまったくうまくできている。
ガンができたということは、むしろ喜ぶべきことなのである。
そこのところをよく理解し、くれぐれも考え違いをしないように頭を切りかえなければならない。
☆ 敗血症はなぜ姿を消したか ☆
昔は、敗血症という病気がたくさんあった。
血が腐る病気で、まず腸の中が腐って毒素や老廃物ができ、それが血液の中に入り、血液に中でビールスやバクテリアが繁殖する。
ビールスだけならばなかなか腐らないけど、ビールスがバクテリアに変わるので、血はどんどん腐っていく。
そのため敗血症になると、二、三日か遅くても四、五日くらいで死んでしまう。完全な命取りであった。
こういう病気が、三、四十年ぐらい前まで相当あったが、ここ二、三十年来、まったく姿を消してしまった。
私は、敗血症がどうして無くなってしまったのか、不思議で不思議でしようがなかった。
それについて私なりに考えて思いついたことは、体がガンという浄血装置をつくることを覚えはじめたためだということである。
敗血症では二、三日で死んだ人たちが、ガンになって1年なり2年なり生き延びるようになった。
ガンという病気でガン・センターなどに入ると、半年ぐらいで死ぬが、なにもしなければ二,三年は生き延びるのである。
有名な方たちが、ガンになってガン・センターに入る、すると皆六ヶ月ぐらいで死んでしまう。
私が不審に思うのは、入院する時はその人たちのガンの病状はそれぞれ違っていたはずであるのに、きまったように六ヶ月ぐらいで死んでしまうことだ。
ということは、人為的に殺しているということではないか。
大量の制ガン剤を与えたり、放射線をかけたりの治療法をやっているから、申し合わせたように半年ぐらいで死んでしまうのである。
それに対して、何んにもしなければ二、三年は生き延びられる。
それというのもガンというオデキが、浄血の役割をはたしてくれているからである。
敗血症だったら二、三日で死ぬべき人が、ガンというオデキをつくることによって、二、三年
生き延びられるのだから、ガンに対して感謝しなければバチがあたる、というものだ。
ガンになったということは、非常にお目出たいことだから、赤飯を炊いてお祝いしなければならない。
それも一回ぐらいでは申しわけない。365日やってもいいくらいのものである。
恐ろしいのは、ガンの腫瘍をやっつければそれで解決する、と安易に考えている愚かしさのほうだ。
森下敬一著「ガンを食べ物で治す法」1978年11月 海南書房刊から引用
医学博士・森下敬一医師は、東京都文京区本郷で「お茶の水クリニック」を開き、上記の理論に基づき、多くのガン患者さん(を始めとする難病に苦しんでいるかた)に「適切なる処方箋」を書き、指導しています。
患者さんは、この「処方箋」に忠実に、食生活を中心とする生活習慣を改め、自分が努力して、自然治癒力を高め、きれいな血液をつくり、ガンを始めとする難病を根治していらっしゃいます。
この書籍は、既に約30年前に書かれたものです。
この間、「ガン・学医薬協同組合」は、この理論を無視しし続け、協同組合の利益だけを求めて、合法的に「殺人行為」をしてきたことになります。
まことに残念なのは、森下博士が、昭和41年4月7日、国会で、この理論に基づき証言しましたが、協同組合からの圧力で、マスコミが「この事実」を報道しなかったことです。
「資本の論理」が優先する限り、
「健康の論理」が蘇ることは、けっしてありません。
食は命なり