2008/01/20(日)11:47
環境・農作物・身体は一体
「身土不二」とは、私たちの身体と環境(土・水など)は、一つであり、その環境から作られた農作物を食べていれば、身体が健全(健康)を保つことが出来る、ということです。
端的な例を述べます。
私は、もっと若かったとき、東京で雑誌の編集を担当していました。
そして、月に2.3回、地方に取材のため、出張しておりました。
そうしますと、私は、出張先では必ず便秘になりました。
今になって分かることですが、生活しているところから離れて、異なるところに行きますと、水が変わり、環境が変わりますので、私たちの生理が狂い、変調を来たします。
便秘は、その症状です。
もう一つ。
「商社マン、殺すに刃物は要らない。月に3回、海外出張させれば良い」。
要は、日本から海外へ、海外から日本へ、これを1ヶ月に3回繰り返しますと、そのかたの自律神経がバランスを崩し、ストレスが高まり、生理が大狂いして、自然治癒力が大きく低下し、致命傷となる病気に罹病して、亡くなる、ということです。
つまり、私たちの身体は、環境、農産物と一つであります。
「健康・環境・食べ物」は一体です。
ですから、本来の「食べ物」以外の物を摂取しますと、健康が乱れるのです。
国内でさえも、「私の便秘」体験で分かりますように、有害なのですから、これが外国になりますと、もっと大きな猛毒となります。
日本は、食糧の61%を外国から輸入しています。
世界最大の食糧輸入国です。
つまり、他の国から、「他の環境」を日本国に取り込んでいるのです。
例えば、食糧を栽培するには水が必須ですが、輸入した食糧を国内で作ったと仮定した場合、消費される水を仮想水と言います。
これに基づき沖大幹・東大教授の試算によりますと、日本は世界で最も多い年間640億トンの水を輸入していることになります。
更には、食糧を輸入される際、船や飛行機で燃料として「石油」を大量消費しています。
この量も世界最大でしょう。
少なくとも、日本は、この関連で「世界一環境を悪化させ」ています。
それだけではなく、日本人は、この輸入した食糧を食い散らし、がんを始めとする生活習慣病や精神病という「国策病」に罹病させられ、苦しみ、お金を収奪され、挙句の果て、殺されています。
「資本による悪の連鎖」の蟻地獄です。
飽食の中での栄養失調から自然治癒力が大幅に低下し、罹病して、ぼろ雑巾のごとく絞られて殺されいるのです。
どこかの国が飢餓で苦しんでいるなどと、喧伝している場合ではなく、もっと、もっと悲惨な事態が足元・日本で発生していることに気が付かなければなりません。
「身土不二」の哲学、生命学を復活させなければなりません。
国内で食糧を100%自給することは、当然、実施しなければならない政策です。
独立国として、最低限やらなければならない安全保障です。
国の礎である「農」が崩壊の危機を脱し、元気になります。
その結果、国民が健康になり、生命として「自立した国民」になりますと、国民も健全な心身を取り戻し、日本国も独立を復活します。
お付き合いで、外国から食糧を輸入しなければならないのであれば、輸入しても良い。
この安い「海外有毒農産物」に負けないように、国内産の農産物を高く買い取り、「海外毒物」より安い価格で市場に出せば良いのです。
勿論、この「逆ザヤ」は国民の税金で負担すれば良いのです。
この政策によって、国民医療費が大幅に低下し、税金の負担分も減少しますので、新たな「財源」など必要ありません。
この循環が更なる「負担の減少」になり、「健全なる連鎖」になること間違いありません。