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2008/06/12(木)11:47

「奴隷解放」を!

健康・ダイエット(358)

「北海道新聞」6月6日夕刊は、少なくとも私にとって「歴史的文書」になりそうです。 主な見出しを下記に羅列します。 (1)アイヌ民族は先住民族 衆参、全会一致で決議 (2)公務員改革法が成立 政府 5年以内の実現目指す      (3)タクシー接待 金品授受502人に 13省庁、1万2400回以上 まず(1)について。 新聞記事によりますと、町村官房長官は「決議案」に対する所信表明で、アイヌ民族について「独自の言語、宗教や文化の独自性を有する先住民族であるとの認識の下、総合的な施策の確立に取り組む」と言及したという。 彼は北海道選出の「国会偽員」ではありますが、昨年9月、国連(正しくは「連合国」)総会で「先住民族の権利に関する宣言」を採択した際、日本の「アイヌ民族は先住民族ではない」と記者会見の場で語っていました。 意見が変わること自体、悪いことではありません。 情況が変化すれば、それに「適応した」政策を採るのが「政治家」であります。 しかし、この間、情況は何も変わっていません。 ただ、7月に開催される「北海道サミット」の準備が進む中、残り1ヶ月になった事実はあります。 恐らく、準備を進める「若手の官僚」から、北海道に住むアイヌ民族の問題を「このまま」にしておいては、開催国・議長国・日本としては、マズイと提言があったと思われます。 それに乗せられて「北海道選出の国会偽員」を中心にして「議員の会」が作られ、官僚が「決議案の素案」を作成し、政府と与野党との調整を続けていたのでしょう。 町村氏が「政治家」であるのであれば、 (対日軍事同盟である)「国連」総会が何を決議しようが、 (税金を喰っているに過ぎない)「若手の官僚」が「マズイ」と言おうが、 (茶番劇、物見さんに過ぎない)「サミット」が1ヵ月後に迫ろうが、 日本国の「国益」に即した「政策」を断行するだけで良いのです。 次は(2)。 各中央府省庁の官僚幹部人事を「内閣官房」に設置する「内閣人事局」で一元管理し、官房長官が「官僚幹部候補者名簿」を作成することで、中央官庁の人事権を「官僚」から「内閣(政治)」に移行する画期的「政策」「法律」であるという。 しかし、「内閣官房」も「内閣人事局」でさえ、実務者は「官僚」であり、その「官僚」が実権を握っているし、これからも握るでしょう。 更には、今回成立したのは国家公務員制度改革「基本法」であり、「総論」という「飾り」「ショーウインドー」であり、具体策は「5年以内をめどに実現を図る」とのこと。 これは「何も変わらない」に等しい。 官僚の高笑いだけが響き渡っています。 (3)は真打の登場。 官僚が帰宅するとき、「タクシーチケット」という「税金」で、タクシーを利用した際、運転手から現金や商品券・図書券・ビール・おつまみなどを受け取り、挙句の果てには「お歳暮」「お中元」の提供まで受けていたという。これらの総数が既述の「新聞の見出し」です。 「タクシーチケット」を使用したということは、実際の料金に「上乗せした金額を記入した」ということです。 ですから、タクシー会社や運転手は「キック・バック」を払うのです。 官僚は公務員です。 公務員は「24時間勤務が原則」。 自宅に居ても「自宅待機」で、「一旦、緩急あれば、すぐさま、駆け付け、職務を遂行することが求められる公僕」に過ぎません。 「国民への奉仕者」ではあります。 そのためには、原則として「残業」という概念さえを捨てなければなりません。 一般国民の多くは、法律を無視してまで「サービス残業」をして「率先垂範」の姿を見せています。 本来、官僚・役人が果たすべきことを「一般国民」が実行しているのです。 この惨状の中で、マスコミや国会偽員などは「天下りを規制・禁止する」と迷い事を述べます。 「天下り」の「天」とは誰のことか? 再度、言います、官僚は決して「天」ではなく「国民への奉仕者」に過ぎません。 職務が遅くまでかかり、帰宅への時間が終電車の後になったら、自腹で「カプセル・ホテル」にでも泊まるが良い。 現に、私が東京で仕事をしていたときには、これを励行していました。 勿論「カプセル・ホテル」から「キック・バック」はいただいておりません。 以上、日本の「異常性」を縷々述べました。 恐らく、これらは、先進国(破滅途上国)に共通する現象であると認識しております。 発展途上国もこれらの「予備群」に過ぎません。 さて北海道に生まれ、北海道に育まれた私としては、「アイヌ民族を先住民族」として認めて差し上げることは当然のことで、私も嬉しい限りです。 私の血統に「アイヌ」が流れている可能性は否定できませんが、その私でも「アイヌ」を充分に理解はしておりません。 しかし、マスコミが伝える次のような記事が間違っていることだけは分かります。 以下、北海道新聞6月8日朝刊北大教授・小野有五氏の記事から引用 (イ)自然保護に体張ってきた先住民族たち。 (ロ)アイヌ民族は、先住民族として当然持っていた、自由にサケを採る権利などが、明治時代に奪われた。 (ハ)G8を一つのきっかけに、どういう形で権利を回復できるか。 アイヌ民族と国が話し合っていくことが大切です。                             引用終了 (イ)アイヌは、「自然を保護する」つまり「自然保護」ではなく、「自然に従順な生活をしていて、あらゆるものと共生」してきただけです。 (ロ)アイヌは「自由にサケを採る権利など」があるという「妄想」を持つことなど決してありません。 (ハ)最初から無いものを「どういう形で回復できる」のでしょか。 さて、「サミット」を1ヶ月後に控え、主会場となる洞爺湖周辺は勿論、札幌でも「警備に立つ」警察官が目立っています。 いずれ、この状態を「恒常化」させようという輩が存在します。 茶番劇に過ぎない「サミット」を各国で持ち回りで開催する意図は、ここにあります。 国家単位ではない「管理・監視社会」の誕生です。 これに向けて「手先」となって「奉仕」しているのが「官僚」ではないでしょうか。 まあ、所詮「手先」ですから「用済み」となれば「処理」されます。 日本人は明治維新以降、特に戦後は、喜んで「管理・監視社会」を「享受する奴隷」に成り下がったと思われます。 奴隷とは「自らは考えないで、ご主人様に隷属するモノ」です。 「奴隷開放」は、自らが「覚醒」しなければ始まりません。

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