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カテゴリ:健康・ダイエット
砂糖の恐ろしさは、その存在が目に見えないことです。
清涼飲料水・菓子パン・缶コーヒーなど、数え上げるとキリがありません。 子供たち(大人も?)が食事代わりに食べている食品のすべてに隠れています。 化学物質である砂糖が体内に入りますと、化学的処理によって「素っ裸にされた糖」ですから、食べ物全体を消化する工程が必要ないため、急激にぶどう糖に分解され、血管に入ります。 その結果、血中のぶどう糖が急増し、血糖値も急速に上昇します。 このような「急激な変化」は人間の生理システムとして未体験のことです。 人類誕生以来、数10万年に亘って、全体食(食べ物全体を食べる)でしたので、精白などの化学的処理で「裸にされた糖」である部分食(砂糖)を、適正に消化吸収できません。 つまり、慌てて過剰反応した膵臓から大量のインシュリンが分泌されます。 結果、今度は血糖値が異常に低くなり、低血糖となります。 そうしますと、脳のエネルギー源であるぶどう糖が極度に少ないのですから、脳の機能が麻痺してしまいます。 つまり、無気力・イライイラ・気を失う・神経過敏・疲れ・めまい・眠い、などの症状がおきます。 まさに、子供たちの「キレる」「ムカつく」状態になります。 大人たちも、イライラし、キレやすく、些細なことにムカつきます。 更に、低血糖という異常な状態を、正常な血糖値に戻す機能(恒常性維持機能)が働き、アドレナリンというホルモンが分泌されます。 このホルモンは、別名「攻撃性ホルモン」と言われているもので、上記の症状に「暴力性」が加わります。 その結果、発作的な犯罪を招き易い情況を作り出します。 これを証明するかのように、凶悪殺人・無差別殺人の容疑者が、低血糖状態であったという調査がアメリカ合衆国(USA)で報告されています。 更には、低血糖状態の夫婦が「言い争い」になり、それが原因で離婚することが多いとの発表もあります。 一方、日本では、食事と犯罪・離婚などの関連性を追及することが行われないまま、つまり、真相ではなく、表層の原因追求で終始しています。 しかし、日本でも、砂糖の摂取量が異状に多い運転手が、低血糖状態になり、交通事故を多発させていると、いう調査が下記の書籍に紹介されています。 これらの運転手は、砂糖を舐めながら運転しているわけではなく、缶コーヒー・缶ジュースや菓子類を頻繁に摂取していると推測されます。 「眠気覚まし」のつもりで、飲んでいる「缶コーヒー」が、逆に「交通事故」の原因となっているのです。 参考:「健康生活の常識」北海道消費者連盟編著 これら真の原因を解明するような調査・研究が、今後、行われることを期待します。 さて、砂糖だけではなく、精白された食品である白米や、精白された小麦粉から作られている白パン・うどん・スパゲッティ・ラーメンなどの部分食も低血糖状態を作り出します。 最近、増えている凶悪犯罪の真犯人が、この「低血糖」であるのは間違いありません。 私達は、他の生命をいただいて、自分の生命を健康に維持しています。 生命全体をいただく全体食が、他の生命に対する礼儀です。 生命は、その全体でバランスがとれた状態にあります。 その生命の全体をいただきますと「バランスのとれた食事」になります。 生命である食べ物を、化学処理で精白して、ビタミンやミネラルを捨て去った部分食は、他の生命に対する冒涜ではあります。 ビタミンやミネラルを捨て去った部分食は「カス」に過ぎません。 「塵も積もれば山に」なりますが、「カス」は幾ら積み上げても「カス」であり、 「部分」は、30品目を幾ら食べても「部分」でしかなく、「全体」にはなりません。 現在の飽食は、「カス」「部分食」の飽食ですから、必要な栄養素が摂取されていません。 つまり、栄養失調です。 飽食下の栄養失調です。 どこかの国の「飢餓」や「栄養失調状態」は、マスコミが大きく喧伝しますが、自国の「栄養失調」は伝えません。 「栄養失調状態」を作っている企業から広告代をいただいているからではあります。 つまり、日本人は、カスの大量消費による「栄養失調」が原因で「自然治癒力が低下」し、「病気」になり、医薬業界が潤う、このような「悪の連鎖」つまり「「死の商人たち」の餌食になっています。 食べ物が血液になり、 血液が細胞となり、 その細胞が身体を作っています。 カスを食べていますと、実際は噛まないで呑み込んでいるだけですが、その人間自身がカスになってしまいます。 この連鎖を断ち切らなければなりません。 他の生命を「精白する」ように粗末に扱いますと、結果として自分の命を粗末に扱うことになります。 殺人などの犯罪を犯すまでにはいかなくとも、部分食が「適正に消化吸収」されないまま、腸内で腐敗し、有害物質を生み、これが血液に侵入し、血液を汚し、がんを始めとする生活習慣病の原因となります。 氣の病が「病氣」です。 部分食を止めましょう。 最低限、一口30回噛んで、自然治癒力の賜物である唾液を分泌させましょう。 精白されていない、生命全体をいただく全体食を心がけましょう。 生命は、その全体でバランスがとれていて、「生命エネルギー」「氣」に満ちています。 その生命全体をいただき、笑顔で明るく「いただきます」と感謝の念を表して良く噛んでいただきましょう。 最低限、食卓から砂糖を追放しましょう。 自然の食べ物が持っている天然の甘味を引き出すだけで充分です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.07.28 05:26:56
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